2016年6月4日(金)~5日(日)に、(公財)日本障がい者スポーツ協会が主催する「2016ジャパンパラ 陸上競技大会」が、デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)で開催されました。
5日(日)に行われた、トラック競技「5000m」「800m」、フィールド競技「走幅跳」「やり投げ」に、当社社員と家族の81名が応援に駆けつけ、選手の皆さんにエールを送りました。
障がい者陸上って?
障がい者陸上競技には四肢障がいや視覚障がいなど、さまざまな障がいを持つ選手が出場します。そのため、選手は障がいの種類や程度によってクラス分けされ、クラスごとに競技を行います。
車いすの選手は「レーサー」と呼ばれる軽量な専用車いすを使用し、下肢を切断した選手はスポーツ用に開発された義足を装着してレースに参加します。
また、視覚障がいの選手は、競走種目では「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者と共に走り、跳躍・投てき種目では「コーラー(手を叩いて音で選手に知らせる人)」の指示を頼りに競技を行います。
基本的には、一般の陸上競技と同じルールが適用されますが、障がいに応じて一部ルールが変更される場合があります。
詳しくは→(公財)日本障がい者スポーツ協会「かんたん!陸上競技ガイド」
グループ会社の選手が活躍!
今大会には、当社と同じMS&ADインシュアランス グループ※1の一員である三井住友海上から3名の選手が出場しました。
※1 MS&ADインシュアランスグループは、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井ダイレクト損保、三井住友海上あいおい生命、
三井住友海上プライマリー生命の5つの国内保険会社を中心とする保険・金融グループです。
「F12※2男子やり投」に出場した田中 司選手。
※2 Fは投てき種目を、11~14は視覚障がいの4クラスを表す。12クラスは障がいが2番目に重いクラス。
1投目から49m46㎝と日本新記録をマーク。
そして、5投目には、51m70㎝を記録し、自身の記録をさらに塗り替え、見事、金メダルを獲得しました。
当サイト「アスリートインタビュー」にも登場した 米岡 聡選手。
「T11※3男子5,000m」に出場しました。
※3 Tは競争種目・跳躍種目を表し、11~14は視覚障がいの4クラスを表す。11クラスは障がいが
一番重い、全盲のクラス。
視覚障がいの選手は、選手の目となるガイドランナーが伴走します。ガイドランナーは、選手とつながれたロープと声で誘導し、息を合わせて走ります。
米岡選手は、ガイドランナーと一心同体の走りで、18分14秒52で銅メダルを獲得しました。
今年度入社した神下 豊夢選手。
「F46※4やり投げ」では、5位と悔しい成績でしたが、前日に行われた得意の「砲丸投げ」では、9m11㎝で銅メダルを獲得しました。
※4 Fは投てき種目を表し、45~47は上肢切断の3クラスを表す。45が一番重いクラスとなる。
グループ会社の社員の活躍に、当社社員の応援席も大変盛り上がりました。
参加した社員からは、
「初めての障がい者スポーツ観戦でしたが、三井住友海上の選手が出場していたことで、より応援に力が入りました。今後も応援していきたいと思っています。」
「選手が応援席まで来てくださり、今後の抱負や成績の説明をしていただいたことで、大会や競技自体を身近に感じることができました。」
という感想が寄せられました。
また、「T53※5男子800m」には、当サイト「アスリートインタビュー」にも登場した廣道 純選手(プーマジャパン所属)が出場し、1分50秒93で優勝。
廣道選手は、今大会「200m」、「400m」も優勝し、見事3冠を達成しました。
※5 Tは競争種目・跳躍種目を表し、51~57は脳性まひ以外(脊椎損傷、頸椎損傷、切断、機能障害)の車いすの7クラスを表す。51が一番重いクラスとなる。
参加した社員からは、「表彰台に立つ選手の晴れやかな笑顔が印象的でした。こちらまで元気、勇気をもらえた気がします。」「健常者となんら変わらないアスリートの方々のすごさに感動しました。」という感想が寄せられました。
ぜひ大会へ、応援に!
当社では、障がい者スポーツ支援の一環として、社員一人ひとりに、まず「観て」「感じて」ほしいという想いから応援活動をおこなっています。
今回、甲信越地域では、初めて観戦した社員も多く、「様々な障がいを抱えながら競技に打ち込む姿を観ることができて感動しました。」「健常者以上のタイムでレベルの高さに驚きました。」「純粋に“頑張っている人を応援する”という意味では、普段のスポーツ観戦と変わらず楽しみました。」という声が多くありました。
ぜひ、会場で、ハイレベルな戦いと感動を体感してください。
AD challenge Supportでは、今後も、当社の掲げる行動指針の一つ「地域密着」に基づき、全国で、地域の皆さまとともに、障がい者スポーツを応援していきたいと思っています。
【ご参考】
●廣道 純選手のアスリートインタビューはコチラ
●米岡 聡選手のアスリートインタビューはコチラ
選手との交流で競技をより身近に・・・
当社応援席にて、競技終了後の三井住友海上の選手とプチ交流会がおこなわれました。
応援に参加した社員は、選手との交流により、競技をより身近に、楽しく観戦できた一日でした。