2016年6月11日(土)~12日(日)に、当社が協賛する「文部科学大臣杯争奪 第29回日本車椅子ツインバスケットボール選手権大会」が、パークアリーナ小牧(愛知県小牧市)で開催されました。
当社は、12日(日)に行われた、「準決勝戦」「オープン戦」「決勝戦」、当社社員と家族の42名が応援に駆けつけ、選手の皆さんにエールを送りました。
ツインバスケットボールって?
車椅子ツインバスケットボールは、下肢のみではなく、上肢にも障がいを持つ重度の障がい者でも参加できるように考案されたスポーツです。
最大の特徴は、名称の通り”ツイン”つまり二組のゴールが設けられており、従来の車椅子バスケットボールに使用されている正規のゴールの他に、もう一つの低いゴール(高さ1.20メートル)をセットし、正規のゴールまで届かない選手のためのゴールとなっています。さらにその周囲には 3.6メートルの円(フリースロー・サークル)があり、シュートする選手を円外と円内に区別しました。選手は、表のように障がいに応じてシュート方法が異なり、ぞれぞれの役割を果たすことができます。
コートには各チーム5人の選手が出場しており、障がいの持ち点が合計で11.5点を超えてはなりません。
試合は、10分を4ピリオドでおこないます。
Horsetailが4連覇を達成!
午前中におこなわれた準決勝戦・オープン戦を観戦し、迎えた決勝戦。
Horsetail(東京)VS 大阪グッパーズ(大阪)。
序盤は接戦が続き、第2ピリオドが終わった時点で、36-27でHorsetailがわずかにリード。
今大会、大阪グッパーズは、チームメンバーが5人で、控えの選手がいない状態での厳しい戦いでした。
第3ピリオドからは、2日間の戦いの疲れもあり、徐々に点差が広がり、57-37。
第4ピリオドでは、Horsetailのミスが目立ち始めました。しかし、過去3大会で優勝しているHorsetailは、圧倒的な強さをみせ72-51で、見事4連覇を達成しました。
観戦した社員からの感想です。
「障がい者スポーツを生で観戦するのは初めてでした。今回ツインバスケという種目も初めて認知し、日本が発祥ということもあり、今後広まっていけば良いなと思いました。障がいの程度によって、小さいゴールと大きいゴールを使い分けていたり、線引きされていたりと、ルールがあり、理解が深まりました。車いすと車いすのぶつかり合いや、車いすのスピード感を肌で感じ、迫力ある試合でした。」
「下半身の障がいのみならず、上半身にも障がいがある方達が、身体を駆使して、バスケットに真剣に取り組む姿は、苦難を乗り越えると言った意味で、健常者にも見習うべき所があると思い、感銘を受けました。」
当社社員選手が観戦をサポート!
当社社員の宇野 貴宏選手(中部損害サービス第一部所属)は、名古屋のツインバスケットボールチーム「KINGS」で活動しています。
ツインバスケットボールの歴史は30年で、宇野選手の競技歴は28年と長く、ベテラン選手です。
今大会、「KINGS」は2回戦敗退という残念な結果に終わりましたが、宇野選手は、応援席で、初めて観戦する社員に対し、ルールの説明や競技の見どころなどを丁寧に説明していました。
観戦した社員からは、「最初はルールがあまりわからなかったが、宇野選手の説明で理解することができ、試合を楽しむことができました。また、参加社員が一致団結して応援することができてとてもよかったです。今回、宇野選手が出場する試合は観ることができなかったので、次回は観てみたいと思いました。」という声がありました。
大会後、宇野選手は、「今まで日本選手権とはいえ観客席は閑散としていました。たくさんの社員が来てくれて、とても感動的でした。あいおいニッセイ同和損保の社員として誇らしかったです。」と語ってくれました。
ぜひ大会へ応援に!
当社では、障がい者スポーツ支援の一環として、社員一人ひとりに、まず「観て」「感じて」ほしいという思いから応援活動をおこなっています。
今大会は、中部地区に配属になった新入社員の参加が多数あり、たくさんの感想が寄せられました。
「もともとスポーツ観戦は好きなので、このような機会があることを新入社員研修で知り、興味が沸いたので参加しました。車椅子バスケットはテレビや写真で観たことはありますが、実際会場に足を運んだことはありませんでした。実際観戦してみると想像以上の迫力と選手の熱気に圧倒され、感動しました。応援していた方々も熱心で会場内の雰囲気は盛り上がっていました。」
「事故対応だけでなく、事故によって障がいをもってしまった方々を応援したいという当社の精神に非常に感銘を受け、今回参加しました。選手の方々は本当に生き生きとしており、見ている側に諦めない心の大切さを教えてくださいました。参加して本当によかったです。」
ぜひ、会場で、想像以上の迫力と感動を体感してください。
AD challenge Supportでは、今後も、当社の掲げる行動指針の一つ「地域密着」に基づき、全国で、地域の皆さまとともに、障がい者スポーツを応援していきたいと思っています。