社会人、そしてアスリートとしての新たな一歩に感謝と意欲。「自分の成長を信じたい」

 この4月にあいおいニッセイ同和損害保険株式会社に入社しました。月曜日から金曜日まで練習時間を確保してもらっています。1回の練習は約2時間、4000mほど泳ぎます。練習は…、好きということにしておいてください(笑)。やっぱりきつい練習は『逃げたい』と思いますが、そんな時は『これを乗り越えたらひと皮むけるはず』という気持ちで臨んでいます。これからは、ひたすら練習あるのみ。泳ぎ込んで体力・持久力を高め、フォームの改造やスピードを追求するなど猛進しますよ!まずは目の前の練習を精一杯頑張ります。

こうして私が水泳に打ち込めるのも、会社のサポートがあってのことと感謝しています。静岡の記録会にも大勢の社員の方が応援に駆けつけてくださって。大きな応援の声が聞こえて、とても力になりました。障がい者水泳を社員の皆さんに知っていただき、一人でも多くの方に応援していただけるようになればいいなと思っています。障がい者水泳の魅力は、水に入ったら自由なこと。私自身は背泳ぎが得意なのですが、クロールやバタフライは前に進むけど、背泳ぎは後ろ向きに進みますよね。背泳ぎは感じる水の流れの感覚が違って面白いのですよ。視覚障がい者水泳を通して、私なりに何か伝えていきたいと考えています。また、かねてからの夢であった、ヘルスキーパーとしての仕事も環境を整えていただき、アスリートとしてだけでなく社会人として大きな一歩を踏み出せたことに喜びを感じています。体調の優れない方をケアして、少しでも役に立てればいいな。新しい道で自分が成長できることを信じて、前に進んでいきたいと思います。