「中部AD倶楽部 講演会・交流会」にて
車椅子バスケットボール元日本代表キャプテンの
根木 慎志氏の講演会を開催!

2015年01月15日
根木氏の講演の様子
根木氏の講演の様子

2014年12月3日(水)に「名鉄ニューグランドホテル」(愛知県名古屋市)で開催された「2014年度中部AD倶楽部講演会・交流会」にて、車椅子バスケットボール元日本代表のキャプテンの根木 慎志氏の講演が開催されました。 
今回の根木氏の講演は、「素敵に生きよう」と題し、車椅子バスケットボール競技の説明やご自身の生い立ち、小中学校への訪問等の交流活動、競技に向かう姿勢等についてお話しされました。
なお、今回の「2014年度中部AD倶楽部講演会・交流会」には地元企業の皆さまを始め、当社のお取引先企業の皆さまなど約120名が参加しました。

中部AD倶楽部とは、中部地域で情報提供・企業交流・地域貢献の3つを柱として活動するおよびその仕組みをいいます、

 

小・中学生向け車椅子バスケットボールの体験講演会を10年連続で年間100回開催!

根木氏は、年間100校の小中学校での講演会と車椅子バスケットボールの体験会の開催を10年間続けていらっしゃいます。「2020年まで体験講演会を続けて、その体験講演会に参加した子供たちとの集合写真700枚の映像を新しく出来る国立競技場で流すこと、また、壁に掲示することが夢」と話されていました。また、講演の中で、イギリスの医師であるグットマン博士の「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」という言葉を紹介されました。「有名な言葉であり、障がい者へ向けた言葉だが、すべての人たちに向けた言葉ではないか」と熱く語っていただきました。 

一生懸命にやらないことがかっこ悪い

 根木氏は高校3年生のころに交通事故で脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされました。当時を振り返りながら「“生きている価値がない”と病院から1歩も出たくない日々もあった。できないこと、下手なことはかっこ悪く、恥ずかしいこととも思っていた。でも今は、車椅子バスケットボールを通じて『出来ないことがかっこ悪いのではなく、一生懸命にやらないことがかっこ悪い。最後まで諦めずに楽しみながらすることが素晴らしい』と思うようになった」とお話しされました。

社会の在り方を見つめるきっかけに

ご自身の体験をもとにお話しされる根木氏
ご自身の体験をもとにお話しされる根木氏

最後に根木氏は「日本で障がい者スポーツを体験したことがある人は4%しかいないと言われている。人の可能性、応援することの素晴らしさを、その選手がその舞台に立つまでに何があったのか、多くの人たちのサポートを知ることのきっかけに繋げていきたい。障がいとはその人にあるのではなく、社会・人が作っているものである。障がい者スポーツを通して本来の社会の在り方を見つめるきっかけにしてほしい」と語っていただきました。

 

 

 

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交流会も大盛況!

中部本部④講演会後に開催された交流会は、ご参加いただいた企業の皆さま同士の名刺交換など交流の場となりました。
交流会には、ご講演いただいた根木氏にも引き続きご参加いただき、多くの皆さまが根木氏を囲んで会話を楽しまれました。障がい者スポーツ支援のパネルやパンフレットのブースを設置し多くのお客様に足を止めて頂き、当社の取組みをお知らせする機会となりました。  

 

 

 

 

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