上智大学との連携企画
『パラ水泳を観て感じる教育』を実施!

2017年10月10日

このたび、当社はオリンピック・パラリンピック領域で上智大学との連携をすすめています。当社の障がい者スポーツ支援の 『みて、感じて、考える』 という方針に上智大学に共感していただいたことがその経緯です。具体的には、上智大学で組成されている 「ソフィア・オリンピック・パラリンピック・プロジェクト(S・O・P・P)」 と、主にパラリンピック関連で共同取組みを展開する計画を検討しています。

その一環として、今般、ジャパンパラ水泳競技大会の観戦企画を実施しました。

2017年9月3日、ジャパンパラ水泳競技大会での当社の応援に上智大学の学生・教職員が参加するという形態で実施しました。

上智大学「ソフィア・オリンピック・パラリンピック・プロジェクト」リンク

ご参考 イベントレポートvol.126「2017ジャパンパラ水泳競技大会の応援へ!」⇒リンク

参加された上智大学の皆さん 当社アスリートとともに・・・

当日は、上智大学から38名が参加されました。学生以外では、モデレーター役で保健体育研究室の師岡教授をはじめ、学生センター長の神澤教授、学生局長、総務局長など上智大学「ソフィア・オリンピック・パラリンピック・プロジェクト」の主要メンバーの方々も参加され、当社との共同企画への期待が感じられました。

学生たちの真剣なまなざし

 

競技中は上智大学の皆さんも当社所属選手の泳ぎに一喜一憂し、大きな声で応援されていました。とりわけ、当社選手がアジア新記録、日本新記録を出し、5選手が出場した13種目で表彰台10、うち優勝6と大活躍の結果を出したこともあり、当社社員と一体となって熱く応援されていた姿が印象的でした。

 

 

上智大学の皆さんはパラ競技の現場を生で観た経験がないという方がほとんどでしたので、パラ水泳を観戦され、衝撃と感動、そして、応援の力を感じていただけたのではないかと思います。

競技終了後には、試合に出場した当社5選手と、上智大学の皆さんとの交流会を行いました。プログラムは以下の通りです。

①趣旨説明

交流会の様子

②選手自己紹介

③学生による質問

④フリーディスカッション

⑤今回の観戦企画の意味【上智大学S・O・P・P師岡教授】

学生からは、「視覚障がいの選手がまっすぐ泳ぐためにどのような練習をするのですか?」「パラリンピックの機運が高まっていることをどう感じていますか?」など、矢継ぎ早に質問が繰り出され、選手たちも丁寧に答えていました。中には、「パラリンピックではなく、オリンピックに出場したいですか?」など、鋭い質問もあり、発想の豊かさを感じられました。

当社の5名の選手も、同世代の学生の皆さんからの応援を受け、また交流の機会を得たことで「より一層頑張らなくては!」「パラスポーツに興味を持っていただけてうれしかった!」との声がありました。

AD Challenge Supportでは、今後も、様々な形で障がい者スポーツを盛り上げていきたいと思っています。

当社社員と一丸となって選手にエールを送りました!
観戦企画の意義について述べられる師岡教授

ご参考 イベントレポートvol.126「2017ジャパンパラ水泳競技大会の応援へ!」⇒リンク

上智大学の皆さまの感想

「初めてパラリンピック競技を生で観戦して、驚きの連続でした。上肢や下肢が不自由な選手が迫力のある泳ぎをしていたのを観て最初はびっくりという印象でしたが、だんだんとこの人たちはアスリートなんだと感じ始め、引き込まれました。選手との交流会では、同じ目線で会話することができて、すごく身近に感じることができました。今回の観戦ツアー企画に参加してとても有意義でした。『みて、感じて、考える』という意味が理解できました。まさにその通りだと思います。これからもこのよう企画に積極的に参加したいと思います」

「初めてパラ水泳を観戦しました。私の中では『ビックリ!』と『すごい!』しかありませんでした。あいおいニッセイ同和損保の選手を一緒に応援させていただいて、迫力満点ですごい活躍でした。これから世界選手権に行かれると聞いたので、応援したいと思います。最後のブリーフィングで選手の皆さんとディスカッションできたことは、私にとって最大の収穫でした。自分を見つめ直す機会になったように思います。今回、パラスポーツを体験した私たちは、自分たちに何ができるかを考えることが重要だと感じました。私はこの体験をボランティア活動などに活かしていきたいと考えています」

「あいおいニッセイ同和損保さんからご提案をいただき、このような企画が実現できたことに御礼申しあげます。パラリンピックスポーツに関しては座学講義が一般的であり、実際に選手の姿を見て、さらに、選手と一緒にディスカッションすることはなかなかできないことです。今回の企画は、学生の学びの場という位置づけにとどまらず、自分の人生や社会での位置づけなどを考える大きな契機となるのではと感じています。あいおいニッセイ同和損保さんとはこれからもパラリンピック関連の講義などでもお世話になります。ぜひ、上智大学とご連携を深めていただき、ともに意義のある活動につなげていきたいと考える所存です。今回はありがとうございました」

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