Wマツモト選手応援レポート!
~第51回全国ろうあ者体育大会~

2017年10月19日

2017年9月23日(土)、9月24日(日)に「第51回全国ろうあ者体育大会/第37回サッカー競技」が清水ナショナルトレーニングセンター(静岡県静岡市)で開催されました。

全国のろうあ者がスポーツを通して技を競い、健康な心と体を養い、自立と社会参加を促進し、あわせて国民のろうあ者に対する正しい理解を深めるために開くものである。大会は10種目の競技が行われ、サッカー競技は37回目の開催となる。

本大会は、ろうあ者のみで行われる全国大会で、都道府県単位でのチーム編成で出場します。関東からは、神奈川(前回優勝)東京(前回準優勝)茨城、埼玉の4チーム。関西からは、大阪、愛知。九州からは、福岡の7チームでの出場となります。7チームのトーナメント形式により優勝が決まります。

この大会に、当社社員 松元卓巳選手(福岡支店)は福岡県代表として、松本弘選手(広報部)は東京都代表として出場しました。

地域格差を乗り越え、団結力で勝利を掴む!!

今大会は日本代表の選考視察も兼ねており、選手たちも気合十分。各チームが熱戦を繰り広げました。

松元卓巳選手

松元選手率いる福岡は、初戦、茨城県と対戦。

若いチームでパスワークを主体としたチームです。福岡は堅守速攻のスタイルで挑みました。いくつかチャンスもありましたが、0-0でPK戦に。PK戦では松元選手のファインセーブにより勝利。念願の1勝を挙げました。

続いて準決勝の相手は大阪府。
1試合目から2時間後に試合というハードなスケジュールの中、疲労もあり大阪に攻め込まれます。
前半に失点し、0-1で後半を迎えます。
後半、何とか得点が欲しい福岡。しかし、代表選手が多数所属する大阪を攻めるきることができません。
そんな中、松元選手が、自陣ハーフライン付近のフリーキックからゴール前にアシスト。受け取った選手がゴールを決め、土壇場での同点でチームも盛り上がり勢いがつきます。
そのまま同点でPK戦へ。
松元選手は念願の決勝進出に向け、好セーブを連発し、決勝進出への切符をつかみました。

翌日の決勝戦は、埼玉県。

福岡は、堅守速攻のスタイルを貫きましたが、前半に失点した1点を取り返せずそのまま1-0で惜敗し、準優勝となりました。

白熱した試合!
チームの団結力が勝利へ!
松元選手(写真中央)が優秀選手賞に輝きました!

「今大会は、キャプテンとしてチームをまとめながら優勝を目標に練習をしてきました。しかし、デフサッカーならではの問題として、地方での人材難があります。首都圏に多く人が集まり、地方は出場メンバーを集めるところから苦労している現状です。交代選手が3人しかいない福岡に対し、関東圏のチームに代表選手や候補選手が集まる傾向があります。正直、1勝できれば良いという状況でした。しかし、負けん気の強さ、諦めない気持ち、団結力で今大会は決勝戦まで進むことが出来ました。決勝戦では、敗れはしましたが、自分のできることはやりきったので清々しい気持ちでした」

 チームとして準優勝、そして個人として優秀選手賞をいただいた松元選手。

「これはチームのみんながやりきってくれたこと、日頃から練習環境を整えてくださる職場や応援してくださるの皆さまのおかげです」と話していました。

 

松本選手(前列右から3番目)率いる東京チーム

松本選手は、今大会、初戦敗退という結果に悔しさをにじませながらも、「デフリンピック本大会後の全国大会とあり、どのチームも実力に大差はなく、どの試合も白熱していました。自身6年ぶりの初戦敗退となってしまいましたが、楽しくプレーできました。来年は埼玉で開催ということなので、足を運んでいただけたらと思います。応援ありがとうございました」と、前向きに話していました。

また、松元選手も「今年開催されたデフリンピックでは悔しい思いをしましたが、次のステップに向けて準備をしていきます。そして、来年のワールドカップ日本代表に選ばれアジア大会で優勝したいと思います」と今後の意気込みを語っていました。

 

AD Challenge Supportでは、今後も、チャレンジし続ける松元卓巳選手・松本弘選手を全力で応援していきます。

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