松元卓巳選手が「夢・未来」プロジェクトで
講演・体験授業をおこないました!

2017年12月05日

東京都教育委員会が主催する「夢・未来」プロジェクト※1において、当社社員 松元 卓巳選手(福岡第二支社/デフサッカー)が、「自分にチャレンジ」プログラム※2で講演・体験授業をおこないました。

松元選手は、10月12日(木)に多摩市立多摩第一小学校に派遣されました。

※1 東京2020大会の開催を踏まえ、幼児・児童・生徒がオリンピアン・パラリンピアン等との直接交流により、オリンピック・パラリンピックの理念や価値を理解し、スポーツへの関心を高め、夢に向かって努力したり困難を克服したりする意欲の向上、障がい者スポーツや障がい者への理解促進、世界の多様性を受け入れる豊かな国際感覚の醸成等を目的とし実施している。

※2 パラリンピアンを学校に派遣し、パラリンピック競技等障がい者スポーツへの興味・関心の向上や、障がいのある人への理解を深めることをねらいとして、特別講演や障がい者スポーツの体験教室等を実施している。

感謝の気持ちを大切に!

まず、体育館にて全校児童730名に向けて講演会がおこなわれました。

講演会では、デフサッカーやデフリンピックに関するクイズや手話教室を盛り込み、児童の皆さんが積極的に手を挙げて発言するなど、大変盛り上がりました。

講演の最後には、「家族・友人・仲間を大切にしてほしい。一人では何もできない。そして、夢を持って頑張っている人を応援してください。そして、みんなもどんなことでもよいから夢を持って頑張ってほしい。夢を叶えるためには、感謝の気持ちを持つことが大切です」と締めくくりました。

講演の様子
クイズではたくさんの児童が元気に答えていました!

元気いっぱいの体験授業

ウォーミングアップ

体験授業では、10月にしては暑く、夏のような気候のなかグラウンドでおこなわれました。対象となったのは4年生の3クラス。1クラスずつ3回実施されました。

まず、耳栓を着用し、デフサッカーで大事な「観る」ということをテーマにしたウォーミングアップ。

「観る」ための練習をおこないました。

その後、松元選手も混じえてのミニゲーム。

勝ったチームは、松元選手とPK対決ができるという特典があり白熱したゲームになりました。

PK対決ではチームの代表者3名と対決。

小学生とは思えない見事なシュートもありましたが、代表選手の意地を見せた松元選手が勝利。

そして、質問タイムでは、「サッカーをやっているのだけれど、上手になる秘訣は?」などたくさんの質問が飛び交いました。様々な質問に対し、松元選手の「練習は裏切らない。練習を重ねたことが自信にもつながる」という言葉が印象的でした。

ミニゲーム
PK対決

体験授業を終えて松元選手のコメントです。

最後は手話であいさつ!

「今回このような素敵な機会を頂いた東京都教育委員会、多摩第一小学校の皆さまに感謝しております。講演も、体験授業も元気いっぱいの子供たちと触れ合うことでたくさんの元気をもらいました。人前でお話をする機会をいただくことが増え、より子供たちに伝わるように、楽しく話を聞いてもらえるようにと考えました。体験授業では、言葉を使わずに気づいてもらうための『相手を観る』ことに特化した練習をおこないました。児童たちに伝えたいことを気づいてもらえてよかったです。帰り際に校門を出るところまで教室から見送られ、皆さんと距離が縮まったような気持ちになり嬉しかったです。今後の課題としては、子供たちが大きくなっても覚えてもらえるようなお話、体験会をしていきたい。そして、『あの松元選手に会ったんだよ!一緒にサッカーしたんだよ』と言われるように、私自身、もっともっと精進し結果を出していかなければと改めて思いました。児童の皆さんにたくさんのことを教えて頂いた素敵な一日になりました。ありがとうございます」

今回、「夢・未来」プロジェクトを通して、選手自身が考え、発信する貴重な経験となり、成長につながったと感じました。

AD Challenge Supportでは、今後も選手の活躍を応援するとともに、様々な形で障がい者スポーツの魅力を発信していきたいと思っています。

質問コーナー
学校の人気者のヤギにえさをあげました。

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