千葉AD倶楽部「感謝の集い」にて
ハンドサイクリストの花岡伸和氏の講演を開催!

2015年03月09日

千葉AD倶楽部①2015年2月18日(水)にホテルスプリングス幕張(千葉県千葉市)にて開催された千葉AD倶楽部「感謝の集い」にてハンドサイクリストの花岡伸和氏の講演を開催しました。
今回の「感謝の集い」は、地元企業の皆さまを始め、当社のお取引先企業の皆さまなど169名の方にご参加いただき、第一部の講演会と第二部の交流懇親会の二部構成で行われました。

「感謝の集い」とは地域AD倶楽部(各地域で情報提供・企業交流・地域貢献の3つを柱として活動する)が主催する地域の皆さまへの情報提供および地元企業の皆さま同士の交流会を兼ねたイベントです。

車いすマラソンとの出会いで明るく前向きに

千葉AD倶楽部②花岡氏の講演は「楽しい車いす生活」と題して車椅子マラソンを始めたきっかけやご自身の価値観等についてお話しされました。
花岡氏は17才のときに交通事故に遭い、車椅子生活を余儀なくされました。事故で入院されているときにたまたま、車いすマラソンの資料を目にされ、その写真を見て「かっこいい!」とたちまち興味が湧いたそうです。その後、地域の障がい者スポーツセンターへ通う中で、車いすマラソンの選手の皆さんとも出会い、ますます車いすマラソンにのめり込んでいったとのことでした。花岡氏は、「下肢の自由を奪われ、ともすれば落ち込みがちな入院生活も、車いすマラソンに出会ったことで前向きな生活を送ることができた」とお話しされました。
花岡氏は2004年のアテネ大会で日本人最高位の6位、2012年のロンドン大会においては5位入賞を果たされました。その後、車いすマラソンからは引退し、選手寿命の長いハンドサイクルに転向されました。当日は、実際に花岡氏が使用されている車いす自転車や競技の様子も見せていただくことができました。来場されたお客さまのほとんどが、車いす自転車を見たのが初めてだったため、興味深そうに話に耳を傾けていました。

楽しい人生だったと思って死にたい 

同じくハンドサイクリストでご友人の小島将平選手と写真に収まる花岡選手
同じくハンドサイクリストでご友人の小島将平選手と写真に収まる花岡選手

講演の最後に花岡氏は、「講演の場で使うべき言葉ではないかもしれないが、楽しい人生だったと思って死にたい。今回の講演テーマである『楽しい車いす生活』には車いす生活になってからも明るく前向きに生きられたし、これからも楽しい生活を送りたいという思いを込めた」と述べられました。

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