2018年3月14日(水)、川越市主催の「ユニバーサルマナーセミナー」がウエスタ川越にて開催され、当社所属 石橋元気選手(視覚障害者柔道/人事部)が講演と視覚障がい者介助体験会を行いました。
本イベントは、当社オリジナルメニューとして、第一部に(株)ミライロの薄葉幸恵氏による講演「ユニバーサルマナーとは」、第2部に当社所属アスリートによる講演、体験会の2部構成で行われたものです。
メダル獲得が人生逆転のチャンス!
石橋選手は、「私の歩んできた道と心のバリアフリー」と題した講演で、自身の障がい、競技との出会い、競技での目標・夢を語りました。
小学1年生の時に、視野が徐々に狭くなる先天性網膜色素変性症と診断された石橋選手。
小・中・高と健常者と一緒に学校生活を送っていた石橋選手は、大学進学を考えていた際に、両親からの勧めで盲学校に進学。
「その時は、自分が障がい者と思っていなかったので、盲学校に行くことに憤りを感じていた。最近になってようやく自分の障がいを受け入れられるようになった。それば、盲学校には行ってなかったら視覚障がい柔道に出会うことはなかったから。世界大会でメダルを獲ることができたら視覚障がいでよかったと思える。人生逆転するのではないかと。その時、本当の意味で自分の障がいが受け入れられるのだと思っている」
ユニバーサルマナーについて
「障がいはその人の個性だと思ってください。困っている人を見かけたとき、恥ずかしがらずに声をかけてみてください」と呼びかけました。
視覚障がい者介助体験
参加者が2人1組になり、アイマスクを使いお互いを介助しました。
参加された皆さまより、「見えないことが想像以上に怖かった」「見えない世界を体験したことで介助の時に相手の立場になって考えることができました」との感想をいただきました。
AD Challenge Supportでは、共生社会の実現に向けて、今後も様々な形で発信していきたいと思っています。