2018年7月5日、中央大学多摩キャンパスにて、東京都アスリート・キャリアサポート事業「第1回就活スキルアップセミナー&先輩アスリートとの交流」が開催され、横山亜依選手(女子サッカー/広報部)が登壇しました。
このセミナーは東京都が主催、多摩地区の大学コンソーシアム協力により開催され、中央大学の運動部に所属する学生を中心に約120名が参加。
第一部の「就活スキルアップセミナー」では東京しごとセンター就職支援アドバイザーの宮崎努氏が登壇しました。
第二部の「先輩アスリートとの交流」では、横山選手をはじめ、マラソン競技で世界陸上などでも活躍された藤原 正和氏、平昌オリンピックにも出場しショートトラック3000mリレーで6位に入賞した齋藤 仁美氏の3名が登壇し、下記のテーマをもとに約1時間学生と交流しました。
<テーマ>
①就職を意識したのはいつごろか
②トップを目指すうえで、限られた時間をどのように有効活用しているか
③仕事をしていて競技に活きたこと、また競技をしていて仕事に活きたこと
④学生時代にしておいてよかったこと、しておきたかったこと
⑤仕事や競技で失敗をして悩んだ時の打開策
就職について、横山さんは女子サッカー界の現状を説明したうえで、「競技と仕事を両立させなければならない私たちにとって、勤務時間等、理解のある職場で働けることはとても大事なことです。時短勤務のため、時間内で少しでも成果をあげられるように工夫しています」と述べました。また、藤原氏と齋藤氏は学生時代にしておきたかったこととして「英語の勉強」と答え、国際大会に参加した際にコミュニケーションで苦しんだ経験をもとに、学生にアドバイスをしました。競技と仕事のふたつの世界で活躍するアスリートとの交流は、参加した学生にとって貴重な時間になったのではないでしょうか。
最後に3名から学生に対しエールが贈られ、横山選手は「大学生だからこそできることにチャレンジしてほしい。“今”を楽しんでください」と伝えました。
◎横山選手コメント
「“就職活動”がテーマということで、自分の就職前や、入社した時のことを思い返しながら話をしましたが、改めて今の環境がとても恵まれていると感じました。競技と仕事の両立は大変だなと思うこともありますが、それ以上に、ふたつの世界を同時に経験でき、成長できるチャンスだと思っています。今回、希望にあふれる大学生と交流したことで、パワーをもらうことができました。これからも選手としてはもちろん、ひとりの社会人としてもレベルアップできるようがんばります」