2015ジャパンパラ
アルペンスキー競技大会の応援へ!

2015年04月30日

3月21日(土)~24日(火)、白馬八方尾根スキー場(長野県北安曇郡白馬村)で、「2015ジャパンパラ アルペンスキー競技大会」が開催されました。大会は、「大回転(GS)」(21日)、「回転(SL)」(22日)、「スーパーG(スーパー大回転)」(23日)、 「スーパーコンビ(SC)」(24日)の4種目が行われました。

 

障がい者アルペンスキーって?

アルペンスキーは、最高時速100kmを超えるスピードと華麗なテクニックが見どころの冬季競技の花形スポーツです。ルールは、国際スキー連盟(FIS)規則に準じており、健常者と同じルールで行います。
しかし、障がい者特性を考慮して規則を一部変更し、コースはFISの女子規定を適用しています。
ジャパンパラ競技大会では「回転(SL)」「大回転(GS)」 (以上、技術系種目)、「スーパー大回転(SG)」(高速系種目)および「スーパーコンバインド(SC)」(高速系種目のSGと技術系種目のSLの合計で順位を競う競技)の4つの種目が実施されました。
ジャパンパラ競技大会では、障がいのレベルに応じ、「スタンディング(立位)」「シッティング(座位)」 「ビジュアリーインぺアード(視覚障がい)」 「知的障がい」 「聴覚障がい」 の5つのカテゴリーに分かれ、カテゴリーごとに順位を競います。
また、障がいの違いが勝敗に影響しないようカテゴリー別にさらにクラス分けし、クラスごとに定められた係数を実測タイムにかけて算出し、そのタイムで順位を決定します。

 

スピード感満載の選手の滑りを間近で観戦

当社が観戦した最終日の競技は、スーパーG種目が行われました。当日は、降雪と視界不良で冬に逆戻りしたような天気だったうえ、雪質が緩かったこともあり、厳しいコースコンディションとなりました。
長い距離を滑るこの種目は1本のみのタイムで順位が決まります。
男子シッティング(座位)カテゴリーでは、狩野選手が2位に3秒近い大差をつけて優勝しました。表彰台にはソチ国際大会でのメダリストがそのまま勢揃いした形となりました。
男子スタンディングは阿部敏弘選手(LW6/8-1)が接戦を制し、男子知的障がいカテゴリーでは木村嘉秀選手が今大会4回目の優勝を飾り、全種目制覇を果たしました。

スタンディングカテゴリー、回転種目で優勝した三澤拓選手
スタンディングカテゴリー、回転種目で優勝した三澤拓選手
スーパーG種目 男子シッティングの上位3選手
スーパーG種目 男子シッティングの上位3選手
シッティングカテゴリー4種目、すべてに優勝した村岡桃佳選手
シッティングカテゴリー4種目、すべてに優勝した村岡桃佳選手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子シッティング(座位)カテゴリーでは、村岡桃佳選手が優勝、ソチ国際大会入賞者、世界選手権メダリストがそのまま実力を出し存在感を示しました。

 

 

 

 

 

スーパーGは、男子選手で100kmを超えるスピード、女子選手でも90~95km程度のスピードがあり、迫力満点のレースでした。湿雪ということもあり、選手たちは、「スキーがつまって怖かった」と口々に話していましたが、恐怖感と戦ってゴールした選手たちの笑顔が印象的でした。

 

 ぜひ競技大会の応援へ

障がい者スポーツは、障がい者特有の競技もあれば、アルペンスキーのように国際スキー連盟の競技規則に準じた健常者と同様のステージで争う競技もあります。アルペンスキーは、スピード感覚も健常者と遜色ないので、その迫力は言葉にはし難いものがあります。
障がい者スポーツは、実際に目にしないとわからない迫力・おもしろさ・感動があります。
ぜひ会場に足を運び、選手を応援しましょう!

ゴール付近ではオフィシャルパートナーロゴが選手を支えていました
ゴール付近ではオフィシャルパートナーロゴが選手を支えていました
表彰式でプレゼンターを務める当社社員

 

 

 

 

 

 

 

 

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