2018年9月10日(月)、デフサッカー日本代表 松元卓巳選手(福岡支店)が、ネッツトヨタ東都株式会社様の全社員大会にて講演をさせていただきました。
音のない世界で伝わるもの
松元選手は、「音のない世界で伝わるもの、折れない心」と題した講演で、自身の障がいや、競技、今後の目標等を語りました。
聴覚障がい者とのコミュニケーションや、デフリンピックについては、クイズ形式で出席した皆さまとの対話形式で進められました。
簡単な手話をお伝えし「手話には敬語がなく、垣根のない会話ができます。遠くにいる人と会話もできたりと便利なので、ぜひ皆さんにも使っていただきたいです」と述べました。
次に、高校2年生の時のデフサッカーとの出会いや現在の仕事、競技について述べました。
松元選手は「アスリートの地域での取組み、会社間の繋がり、人と人の繋がりを作っていきたい」と述べ、勤務している福岡支店で手話教室を開催し、仕事以外でも繋がりを作っていることを語りました。
さらに、障がい者スポーツについて「当社のパラ水泳選手の大会応援に行った際、当社の仲間が頑張っている姿や、手や脚がない方が1分、1秒でもタイムを縮めようとしている姿に刺激を受けた」と述べました。
最後に、「聴覚障がいということもあり小学生の頃、音楽の授業が苦手で、なんで耳が聞こえないのかと親にあたったこともあったが、障がいは個性。人は個性の集まりなので、皆さんも人と比較をせず、自分に自信を持って、強く夢や信念・目標を持ってください」と語りました。
講演後、会場から大きな拍手がおこりました。
ネッツトヨタ東都株式会社 清水貞弘社長より「ビジネスにもヒントとなる気づきがあった。応援しています!また来てください」と、ありがたいお言葉をお言葉をいただきました。
AD Challenge Supportでは、今後も「共生社会の実現」に向け、選手とともに全国で講演・体験会を行っていきます。