パラ水泳・窪野一輝選手が
遠野市「ユニバーサルマナーセミナー」にて講演!

2019年02月22日

2018年11月12日(月)、あえりあ遠野(岩手県遠野市)で「ユニバーサルマナーセミナー&障がい者スポーツアスリートの講演会」が開催され、当社所属 窪野一輝選手(パラ水泳/人事部)が登壇しました。

当日は、遠野市民生児童委員・福祉施設・障がい者施設職員、当社関係者58名が参加し、第1部では、株式会社ミライロ様によるユニバーサルセミナーと窪野選手による「障がい者スポーツアスリート講演会」の2部構成で行われました。

パラ水泳からの学び

窪野一輝選手 講演の様子

窪野選手は、「人との出会い~パラ水泳からの学び」と題された講演で、視覚障がいとなったときの気持ちや、競技を始めたきっかけ、学び等をお話ししました。

14歳の時にレーベル病と診断され最初に思ったことは、「進路どうしよう。みんなと一緒に大学、就職することができるのか」

進路相談で盲学校という選択があることを知り、地元静岡ではなく東京の盲学校へ進学した理由を「友達が普通校へ進学する中、一人だけ話が合わなくなることが嫌だった」と当時を振り返りました。

その後、盲学校の先輩の誘いでパラ水泳の道へ。

卒業後、日本大学で健常者と泳ぐ中で「様々な姿勢で水泳に関わる人を見て、水泳の世界が広がった」と語りました。

また、アジアパラ競技大会出場の際は「自分はたくさんの人に支えられて競技をしていると実感した」と語り、その時のコーチから、『人の身体が好きなら、鍼灸師になるのはどうか。競技も支えることができてすごく面白いぞ』と勧められ、卒業後、盲学校の鍼灸科に進学。

現在のマッサージルームでの勤務の様子もお話ししました。

最後に、「人との出会いは財産。感謝の気持ちを持って、そして、障がいの有無に関わらず思いやりを持って接してください」と呼びかけました。

参加者全員が真摯に受講内容に耳を傾ける非常に有意義なイベントとなりました。

岩手支店長 開会挨拶の様子

参加した社員の感想です。

「当日は多くの遠野市民の皆さまに聴講いただきました。第2部では今回が講師デビューと伺っていた人事部所属のパラ水泳アスリートの窪野さんの講演は特に参加いただいた皆さまの反応がよく楽しくすすめてくれました。セミナー終了後に講師控室まで来てくれた市民の方から窪野さんに、『感謝の気持ちが大切よね。これからもがんばってね』と激励の言葉をいただけたのは感動的でした。」

「遠野市との包括連携協定締結後、5回目の後援セミナー開催となります。今回、開催に際しても、遠野市・市内福祉関連事業者と当社間の交流関係も非常に強く深まり、あらゆる意味で非常に開催意義のあるセミナーであったと実感しています。遠野市のさらなる地域活性化を推進します」

AD Challenge Supportでは、今後も「共生社会の実現」に向け、選手とともに全国で講演・体験会を行っていきます。

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