萬木信也選手が国分寺市立第九小学校で
講演・体験授業を行いました!

2019年03月15日
車いすダンス説明の様子

2019年1月18日(金)、車いすダンスの萬木信也選手(埼玉損害サービス部)が、国分寺市立第九小学校(東京都)で、講演・体験授業を行い、生徒85名と校長、副校長、教師3名が参加しました。

講演では萬木選手から「車いすダンスを始めたきっかけ」、「車いす生活となった理由」、「車いすダンスの魅力」、「目標を持つことの大切さ」などが話され、生徒たちは熱心に聞き入っていました。

また、車いすダンスの種目を説明する場面では、種目ごとのダンスの動画を流しながら説明が行われました。

 車いすダンスが教えてくれたこと

車いす体験の様子

体験授業では、実際に萬木選手が日常で使用している車いすと車いすダンスで使用している車いすに乗る体験会を行い、最後には萬木選手によるデモンストレーションが行われました。

実際に日常用の車いすと競技用の車いすを乗り比べた生徒は「日常用の車いすはすごく重くて、好きには動くことができない」、「競技用はくるくるその場で回ることができて楽だけど、操作が難しい」と目を輝かせながら感想を話していました。

さらに、車いすダンスのデュオという種目の体験も行い、体験した生徒は「萬木選手の手を引っ張ると付いてきてもらえたので、楽しかった。でも、萬木選手がくるくる回るときの自分の動きが難しかった」と感想を話してくれました。

萬木選手デモンストレーションの様子

体験授業終了後、質疑応答が行われ、生徒から「日常生活で車いすに乗っていて怖いと思うことはありますか」との質問があり、萬木選手は「車いすは少しの段差でも乗り越えることが難しいため、外に出ると怖いことばかりです。一人で外に出るためにインターネット動画で段差の乗り越え方を見て、何度も練習をしました」と述べました。

質疑応答の後に萬木選手は生徒に向けて、「現在の目標はメダルを取ることです。車いすダンスの練習は苦しくて、大変なこともありますが、努力をすることで成長し、喜びを得ることができます。車いすダンスは自分を成長させ、色々なことを感じさせてくれます。だから、皆さんも好きなことや夢に向かって頑張ってほしいです」と熱く語って、締めくくりました。

 

AD Challenge Supportでは、今後も、全国で障がい者スポーツを通じた「心のバリアフリー」教育をおこなっていきたいと思っています。

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