2019年8月21日(水)、「東京都教職員研修」が当社本社で実施され、教員13名の皆さまに向けて、障がい者スポーツに関する講演2つと体験研修のカリキュラムを実施しました。
本研修は、経済広報センターが、経済界と教育界との対話促進活動の一環として、「教員の民間企業研修」を1983年から実施しており、当社持株会社のMS&ADホールディングス株式会社が参加していることから、当社が協力したものです。
小・中・高等学校などの教員に、民間企業での様々な研修や体験を通じ、企業理念や企業活動、人材育成やSDGs・環境問題への取り組み、企業の社会的責任などについて理解を深めていただき、子どもたちに伝えていただくとともに、今後の学校運営などにも活かしていただくことを目的としています。
まずは、スポーツ振興担当社員より、「障がい者スポーツ支援とその先にあるもの」と題し、障がい者スポーツの現状を当社の取り組みを交えながらお話ししました。
石橋選手は「置かれた場所」と題した講演で、自身の障がい、競技を始めた経緯、今後の目標等をお話ししました。
小学校の頃に「網膜色素変性症」と診断された石橋選手。
「子供のころはみんなに障がいのことを知られるのが嫌だった。みんなと同じがよかったから」と話し、盲学校に進学を進められたことについて「盲学校に行くことは自分が障がい者と認めるようで嫌がったが、盲学校で知り合った全盲の方から救われた、出会いもあり、今では両親に感謝している」とお伝えしました。
また、競技での目標を語る中で「2020大会をきっかけに、障がい者を知る良いスタートになるのではないか。障がいは多様で人それぞれ、理解していただくきっかけになれば嬉しいです」と締めくくりました
講演後、たくさんの質問をいただきました。
そして、最後にボッチヤ体験・研修。
ボッチヤの魅力やルールを説明した後、チームに分かれて対抗戦を行いました。
ボッチヤを初めて知り、体験したことで、障がい者スポーツの楽しさ、奥深さを知っていただく好機となりました。
AD Challenge Supportでは、今後も「共生社会の実現」「心のバリアフリー」教育につながる活動をしていきたいと思っています。