視覚障害者柔道・石橋元気選手が
富岡市の小中学校2校で講演・体験授業!

2020年04月13日
石橋選手 講演の様子

視覚障害者柔道の石橋元気選手(人事部)が、2020年2月12日(水)富岡市立妙義中学校で、26日(水)富岡市立一ノ宮小学校(群馬県)の2校で講演・体験授業を行いました。

コンプレックスとチャレンジ~自分の境遇の中で自分にもできること~

石橋選手は、講演で自身の障がいや競技を始めた経緯、自身の障がいから学んだことをお話ししました。

競技のルール説明では、柔道経験者の生徒さんと組み手をする等、交流しながら和やかに進めました。

「障がいは個性。自分の知らない個性はたくさんある。盲学校に行くのは自分が障がい者と認めるようで嫌だったが、そこで様々な視覚に障がいのある方たちと出会い、希望が持てた。嫌なことから学ぶこともたくさんある。その世界に飛び込んでみないとわからない」とお伝えしました。

組み手をしながらルール説明
生徒さんからのお礼の言葉

講演の後は体験会。ボッチャと視覚障がい者介助体験を行いました。

視覚障がい介助体験の様子
ボッチヤ体験の様子

後日、生徒の皆さまよりたくさんの感想をいただきました。一部をご紹介します。

「障がいには様々な種類があり、それらはその人が持つ個性であるというお話がとても印象的でした。できないことを悔やむのではなく、できることから挑戦していき、新たな可能性を見つけ出すことが大切なのだとわかりました」

たくさんの感想をいただきました!

「コンプレックスを自分の個性としてとらえ、前向きに努力している石橋さんは、とてもすごいと思いました。できないと思うのではなく、できることを探し頑張っていきたいと思います」

「『視覚障がい』といっても様々な症状があるということがわかりました。また、『視覚障害者柔道』のように選手に条件があっても、本質を失わないルールは、共生社会においても必要なことだと思いました」

「『視覚障がい』ときいて全く見えない人だと思っていたので視力が0.4と聞いて驚きました。介助体験をして、相手の状態や気持ちを考えてお手伝いしようと思いました」

「ボッチャのルールや楽しさがわかりました。ほかの競技も見てみたいと思いました」

AD Challenge Supportでは、今後も選手とともに全国で「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。

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