元競泳・小林奈央選手が
パラ水泳・宮崎哲選手をコーチ!

2021年07月16日

2021年7月8日(木)~9日(金)にかけて、4月に引退した競泳の小林奈央選手(近畿損害サービス部)がパラ水泳の宮崎哲選手(北海道支店)
をコーチしました。

 

実際の動きをみてサポートします。

宮崎選手は現在、上野恭慶コーチのもと週2回富良野のプールで練習を行っています。今回、小林選手が指導するにあたり事前に上野コーチにヒアリングを行い当日に挑みました。

2日間、課題である「200m自由形の最初の50mのスピード強化」を中心に、ジムスペースでの筋力トレーニングやストレッチ、プールでの練習を行いました。

宮崎選手の自閉症という特性を踏まえ、現状のルーティーンを乱す事のないよう、小林選手の動きを見せ、動画で撮影して比較、宮崎選手自身が目視で確認できるようにする等、配慮しながら行われました。

 

 

小林選手の動きを見て確認!
トレーニング中の様子

 

プールでの練習
早い選手と泳ぐことでスピードを体感

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写真撮影で宮崎選手がピースをしたのは初めてとのこと!

2日間の練習を終えて

〇宮崎選手 コメント

「小林さんとの合同合宿、ありがとうございました。陸上、水中練習におけるForming指導はとても理解できました。改善する部分と練習方法を学びました。教わった事を今後の練習と大会におけるポイントに活用していきたいと思います。8月における合同練習までに今回の課題が一つ一つクリアできるよう努力します。」

 

 

 

 

動画を見て泳ぎをチェック

〇小林選手 コメント

「今回、練習をサポートするにあたり、宮崎選手の特性や泳ぎの課題など、事前に上野コーチからヒアリングを受けて挑みました。私自身、パラアスリートをサポートするのは初めてのことだったので、面白さや難しさがあり色々勉強になりました。宮崎選手のルーティーンを崩さないようにするため、上野コーチと積極的にコミュニケーションをとりました。陸上での身体の使い方や泳ぎのテクニックなどアドバイスするときは、1つずつ具体的に伝えるように心がけていました。また、見本をみせたり、動画なども活用して視覚的な情報で伝える工夫もしました。こちらが説明したことを頭で理解し、身体で表現しようと頑張っている姿をみると嬉しかったです。パラリンピック本番前の8月にも依頼を受けましたので、今回できなかったことを1つでもクリアできるようサポートできればと思います。」

 

〇上野恭慶コーチ (富良野市中心街活性化センターふらっと 支配人)
「宮崎選手がパラリンピック代表に繰り上げ選出となり、私は安堵するとともに、パラリンピック本大会では果敢にチャレンジしようと考えました。大会までの2カ月で一つでも多くの泳ぎの修正に取り組もうと考えました。その宮崎選手の修正課題の一つに、スタートターン後の減速がありました。ただ過去にも改善にと取り組みましたがうまくいきませんでした。そんな折、今回の小林選手の協力を得られることになり、お手本(目標像)を見せることで、「改善できるかも」と感じていました。
実際に練習が始まると「今までなんだったんだ。」と思うほど効果てきめんでした。小林選手の熱い指導によって、たった3回の練習で、宮崎選手は大きな気付きと変化を見せることができました。「これは期待できる。」もちろん、それらをレース本番で発揮するためには定着のための練習が必要です。これからが重要です。ですが、今回の小林選手の協力で見通しが明るくなりました。本大会まで練習が、緊張しつつ楽しい時間となりそうです。小林選手、ありがとうございました。」

 

〇宮崎義恵さん(宮崎選手お母様)
「この度は急なお願いにもかかわらず、小林さんとの合宿が叶いました事、チャレンジするアスリートに全力応援を掲げる会社の皆様のご理解と行動力に感謝の気持ちでいっぱいです。小林さんが練習時に、私も気がつかなかったちょっとした行動に気がついて質問してくださる場面がありました。あ!慣れすぎた練習の様子に見落としていたサイン。小林さんと対応について相談しました。今回の練習での化学反応を本大会に活かせるように私も進化している哲のサポートに励みます。ありがとうございました。」

 

小林選手 宮崎選手 上野コーチ

 

AD Challenge Supportでは、今後も「チームあいおいニッセイ同和損保」のアスリートの活躍を全力で応援していきます。

 

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