上智大学連携講座にて課題発表授業を実施!

2021年07月27日

2021713日(火)、当社と上智大学との連携講座「パラアスリートと考える障がい者スポーツと共生社会」にて、春学期最終課題として学生による発表授業が行われました。 

今回発表した学生の中には、授業で学習したパラスポーツの課題について考え、改善策やアイデアを発表する学生や、パラスポーツを学んでいく過程で関心を持った、専任コーチ制度の導入についてや、障がい者ゴルフ、エイブリズムなど、授業で深く掘り下げていないテーマを調査・研究し発表する学生もおり、当講義の教員を務める倉田秀道氏(当社 経営企画部担当次長)は意欲的な学生一人一人へ感想と考察を述べました。

授業の様子
発表の様子

障がい者スポーツの観戦率上昇を課題に挙げた学生は、「イベントや講演会の参加により、障がい者スポーツを「する」楽しさを知ることや、応援したい選手の存在が鍵となり得る。また、障がいの捉え方を見直す必要がある。障がい者アスリートではなく、「ひとりのアスリート」であり、障がいは個性であると私たちの観点を変える必要がある。」と発表しました。これは、今年6月にゲスト講師を務めた当社アスリート社員、デフサッカーの松元卓巳選手から学んだことを反映した内容でもありました。また、「今後、他者に自分の考えを伝えたり、障がい者スポーツの話題を提供することで、私がこの授業からきっかけをもらったように、他の人にも考えるきっかけを与えていきたい。」と、これから目指すべき行動案を述べました。

【ご参考】
デフサッカー・松元卓巳選手が「上智大学との連携講座」にゲスト講師として登壇! →(こちら

 

感想を述べる倉田次長

この発表を受けて、倉田秀道次長は、「スポーツの3つの視点「する」「観る」「支える」の「する」に着目した考え方は、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見や思い込み)をなくすための重要な過程である。スポーツをすることで、スポーツを知る、そしてその選手を知ることにつながる。また障がいを持っている人たちと一緒にスポーツをすることに限らず、一緒に食事をするなど、あらゆる接点を持ってみると、その人を知り、見方が変わる。ぜひ今後、「する」という行動を実践して、新たな気づきを得てほしい。」と、述べました。

 

※上智大学では、2021年度の授業について、オンデマンドを中心に実施されています。今回の授業は、大学の指導に沿った感染防止対策を行った上で対面授業を実施しています。

 

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツを通じた共生社会・心のバリアフリー教育に努めてまいります。

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