2021年12月16日(木)、車いすバスケットボール・柳本あまね選手(近畿火災新種損害サービス部)が、母校である京都市立上京中学校にて講演・体験授業を実施しました!
当講演会は、上京中学校1年生を対象に人権教育の一環として実施されました。自分で考え、判断し、行動できる生徒の育成や、様々な人との違いを認め、共生しようとする生徒を育成することを目的としています。
柳本選手は講演会で、上京中学校で過ごした3年間を振り返り、「先生と相談の上、バスケットボール部に所属し、一部みんなとは別メニューをしながらも、同じようにできるメニューは一緒に練習していました。先生の理解や友達にも恵まれていたことに加え、上京中学校はエレベーターやスロープ、車いす用トイレなど設備が整っていて、不自由なくとても楽しい学校生活を送ることができました。」と、環境に感謝し、充実した日々を振り返りました。
また、今夢を持っている生徒に向けて「自分には向いてない、しんどいから諦めようかな、と思うこともきっとあると思います。私も落ち込んだり、ネガティブ思考になったこともありましたが、夢や目標を持って前向きな気持ちになることができました。嫌なことがあっても、夢への大事な一歩にすぎません。今持っている夢に向かって頑張ってほしいと思います。」とエールを送りました。
体験授業では、柳本選手が所属する「カクテル」のチームメンバーである北間優衣選手(日本生命)とともに車いすバスケのルールを説明し、生徒は実際に競技用車いすに乗って操作練習やリレーを行いました。また、教職員チームとカクテルチームの対戦や、クラス代表生徒による対戦が行われ、大いに盛り上がりました。
質疑応答の時間では、プライベートな質問から、競技以外の仕事について、また今後の目標についてなど多岐にわたり、終始和やかに楽しい時間となりました。
体験授業終了後は、柳本選手は新聞社やテレビ局の取材に応じ、地元の応援と注目の高さが伺えました。
AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツの魅力を伝えるとともに、「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。