2022年6月11日(土)、盛岡大学の特別講義において、デフサッカーの松元卓巳選手(福岡支店)の講演、ボッチャ体験の特別講義を行いました。
当社岩手支店の若手社員は「ひよこの会」という名称で地域密着活動を行っており、その活動の一環として、会のメンバーが県内の盛岡大学に協働を提案し、昨年に引き続き開催。当社と盛岡大学は昨年の特別講義をきっかけとして2021年12月に包括連携協定を締結しました。
【ご参考】盛岡大学でボッチャ体験特別講義を開催!
パラスポーツの現状と課題~デフサッカーを通じて~
松元選手は、講演で自身の競技であるデフサッカーやデフリンピックについてお話しし
「デフサッカーの競技人口は全部で400人くらいしかいない。でも実際、障害者手帳を持っている人は30万人くらいいるといわれています。そこからサッカーを知っている人はもっといるはず。ただ情報が少ないから知らない人も多い。私は高校2年生の時にたまたま声をかけてくれた人がいたから、デフサッカーに出会えた。その人に出会えてなかったら、今ここに立っていなかっただろうし、立っていても日本代表ではなかったと思います。僕が皆さんお話しさせてもらって、デフサッカーを覚えてくれたらなと思っています」とお伝えしました。
また、課題については、「パラリンピック種目だけがパラスポーツではない。今回の授業のきっかけに、皆さん何ができるのかというのを考えてほしいです。今日お話ししたデフリンピックについて友達や家族に話すとかでもちょっとずつ広がっていきます。デフサッカーが注目されると他のデフスポーツの認知も広がってくる。パラスポーツや障がいについて興味をもってほしいし、知ってほしいし、そこからさらに発信してほしいと思っています。」と呼びかけました。
ボッチャ体験
ボッチャ体験では、コート作りから始めました。
その後、ボッチャの魅力やルールを説明し、3人1組のチーム戦が行われました。
ひよこの会がサポートしながら、学生の皆さんは競技を体験しつつ、審判にも挑戦しました。
〇参加した学生の感想
「パラスポーツは知らないことが多かったけれど知るきっかけになりました。発信していきたいと思います。デフサッカー是非観に行きたいです!」
「自分自身ができることからやっていきたいと思いました。パラスポーツを実際に体験出来て楽しかった」
「ボッチャをやってみて楽しかったし、たくさんの人と交流できたこともよかったです」
「デフスポーツについては初めて知ることが多かったです。費用や施設の問題など様々な課題があることを知りました」
「ボッチャは奥が深く、楽しく体験できました」
AD Challenge Supportでは、今後も、全国でパラスポーツの魅力を発信していきます。