2022年10月27日(木)、埼玉県久喜市立本町小学校にて当社所属プロランナーの川内優輝選手が講演会を行いました。
当講演は、埼玉県教育局の主催による「令和4年度 夢と豊かな心をはぐくむ講演会事業」の一環で、講師を学校に招き、実体験に基づく話を通して、子供たちに夢に向かって努力することや、命を大切にすることへの考えを深めることを目的として実施されました。今年度、当社はデフサッカー・松元卓巳選手、元競泳・青木さんに続き、3回目の開催となりました。


川内選手は「ボストンマラソンで優勝できた理由」と題し、大雨で気温が3℃と100年に一度の悪天候と言われていた2018年大会で当時アマチュアランナーだった川内選手が勝てた理由を、大会を振り返りながらお話ししました。
当時、自分よりもレベルの高い選手が何人も出ていたという2018年のボストンマラソン。そんな中で川内選手が優勝できた理由として
・豊富なマラソン経験
・スタートから飛び出し
・どんな状況でも2時間20分を切れる自信
の自身様々な経験から3つに絞りお話ししました。
多くの選手が年に1~2本、多くて3~4本程度しか出場しない一方で川内選手は年間10本以上のレースに出場しています。その中には、気温がマイナスでのレースがあったそうです。最初から飛び出し独走状態で優勝した試合や、途中追いつかれても逃げ切ることのできた試合もあったそう。また、マラソンで2時間20分以内で走った回数が100回以上というギネス記録を持っている川内選手。当時は70回ほどでしたが、雨でも雪でも気温がマイナスでも、どんな状況でも2時間20分は切れるという自信を持っていました。
そんな様々な経験をしていたからこそ100年に一度の悪天候と言われた中でも自分の走りができたといいます。
最後に、「タイム・技術で負けている選手にも得意な部分を伸ばして、怖がらずにチャレンジし自分自身の経験値を高めていけば勝てるかもしれない。引き出しの多さは役に立つし、失敗は次への挑戦になります。なので、いろんなことに挑戦していってください。」とメッセージを送りました。
講演後、ボストンマラソンで獲得したメダルを児童たちに見せてくれました。メダルでは珍しくなかにダイアモンドが埋め込まれているそうです。児童たちはなかなか見られないマラソン大会のメダルに喜んでいる様子でした。




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