2016年5月19日(木)~22日(日)の4日間、(公財)日本障がい者スポーツ協会が主催する「2016ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会」が、千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)で開催されました。
最終日の22日(日)に行われた「3位決定戦」「決勝戦」に、当社社員と家族の132名が、昨年に引き続き、応援に駆けつけました。
ウィルチェアラグビーって?
ウィルチェアーラグビーは、車いす(ウィルチェアー)同士のぶつかり合いが許された唯一のパラ競技です。
1チーム最大12名で編成され、コート上には各チーム4名が出場し競います。チームは男女混成です。障がいの程度によって、各選手に持ち点(0.5 点~3.5点)が設定されていて、コート上の4名の合計点を8点以内で編成します。このため、障がいの軽い選手だけでなく、重い選手にも出場の機会が生まれます。
1試合は、8分間のピリオドを4回行い、ピリオド間にはインターバルが入ります。ラグビーとは異なり前方へのパスが認められています。また、コートはバスケットボールと同じ広さです。
詳しくは→(公財)日本障がい者スポーツ協会「かんたん!ウィルチェアーラグビーガイド」
ぶつかりあう 超人たちの闘志!
ジャパンパラ競技大会は、国内最高峰の競技大会で、国際的に活躍できる選手の強化・育成を目的として、国内トップクラスの選手や海外チームが参加して開催されています。
ウィルチェアーラグビーとしては、第3回目の大会となる今回は、世界ランキング上位のアメリカ(2位)、日本(3位)、オーストラリア(4位)、イギリス(5位)の4か国から代表チームが参加し、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。
予選リーグでは、2回の総当たり戦が行われ、5勝1敗のオーストラリアと4勝2敗のイギリスが優勝決定戦へ、3勝3敗の日本と全敗のアメリカが3位決定戦へ進みました。
まずは、3位決定戦、日本VSアメリカ。
序盤は一進一退の戦い。
今大会、勝利のないアメリカは、一勝への執念が感じられました。
日本は、中盤からミスが目立ち、徐々に点差が広がり56-51と悔しい敗戦となりました。
決勝戦は、オーストラリアVSイギリス。
タイヤのパンクやタックルでの転倒が相次ぐ、激しい戦いとなりました。
オーストラリアが終始リードし、57-49で見事優勝しました。
観戦した社員からは、たくさんの感想が寄せられました。
「障がい者の方々が、ハンデと戦いながら相手と強烈にぶつかり合う姿を家族と一緒に観ました。子供たちには、困難に立ち向かえる大人になるよう自分で考えさせる良いきっかけになりました。」
「世界ランキング上位国の試合は、とても迫力があり面白かったです。試合中の実況解説がわかりやすく、楽しく観戦することが出来ました。」
「日本が負けてしまったのは残念でしたが、また是非応援したいと思います。」
力を合わせ大会をサポート!
大会終了後、スポンサー各社・地域の学生による会場撤収ボランティアが行われ、当社からも25名の社員が参加しました。
試合中、床にウィルチェアーのゴムの跡がつくため、床には特殊なシートを張るのですが、そのシートについたタイヤ痕をふき取り、シートを外すという作業でした。
かなりの重労働でしたが、参加した社員からは、「終了後、8名の日本代表の方々お一人ずつから感謝の言葉を頂き、大変感銘しました。」「大変な作業でしたが、参加人数が増えれば、一人あたりの負担は軽減します。軽減すればより参加しやすくなるという好循環が生まれると思うので、応援だけでなく、ボランティアにも参加していきたいと思いました。」という声が寄せられました。
ぜひ、会場へ応援に!
当社では、千葉地域の社員を中心に「ジャパンパラ ウィルチェアラグビー競技大会」の応援は恒例行事となっており、毎年、観戦を楽しみにしています。
会場で初めて観戦した社員からも「白熱した試合であり、テレビ等では伝わらない迫力を体感できました。」「解説がわかりやすく、初めてでも楽しめました。」という感想がありました。
ウィルチェアラグビーの魅力は、激しいタックルと緻密な頭脳戦です。
ぜひ、会場中に響き渡るタックル音や、頭脳プレーを体感してください!
AD challenge Supportでは、今後も、当社の掲げる行動指針の一つ「地域密着」に基づき、全国で、地域の皆さまとともに障がい者スポーツを応援していきたいと思っています。
当社所属のウィルチェアラグビー選手を紹介!
当社所属のウィルチェアラグビー選手 小川仁士(あんしん損害サービス部所属)も応援に駆けつけました。小川選手は埼玉のクラブチーム「BLITZ」に所属しており、若手育成選手としても活動しています。
小川選手は、「たくさんの社員の皆さんが観戦に来てくださったこと、ウィルチェアラグビーに興味を持ってもらえたのが素直に嬉しかったです。ジャパンパラのコートに立ち、たくさんの社員の皆さんに応援してもらえるような選手になりたいと思います。」と挨拶し、社員からは温かい拍手が送られました。
社員からは、「当社にウィルチェアラグビー選手がいることを知り、社員として、小川選手の応援していきたいと思いました。」
「小川選手と「東京地区トヨタ販売店感謝の集い」で話をして、頑張っている姿に感動しました。ジャパンパラの会場で活躍する日を楽しみにしています。」という声が寄せられました。
小川選手の紹介は当社所属アスリート紹介へ→コチラ