2014年9月6日(土)~7日(日)にかけて(公財)日本障がい者スポーツ協会が主催する「2014ジャパンパラ陸上競技大会」が維新百年記念公園陸上競技場(山口県山口市)で開催されました。当社は7日(日)に行われた「100m決勝(男子・女子・車椅子)」「400m決勝(男子・女子)」「1500m決勝(男子・女子・車椅子)」「走り高跳び 決勝(男子)」「走り幅跳び 決勝(男子・女子)」「砲丸投げ(男子・女子)」の応援に参加しました。
当日は、気温31度という真夏並みの天気の中、山口支店・山口自動車営業部の代理店や社員を中心に約70名が選手たちに声援を送りました。
障がい者陸上競技って?
障がい者陸上競技には車椅子や義足、視覚障がいなど、さまざまな障がいを持つ選手が参加します。そのため、選手は障がいの種類や程度によってクラス分けされ、クラスごとに競技を行います。
車椅子の選手は「レーサー」と呼ばれる軽量な専用車椅子を使用し、下肢を切断した選手はスポーツ用に開発された義足を装着してレースに参加します。
また、視覚障がいの選手は、競走種目では「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者と共に走り、跳躍・投てき種目では「コーラー(手を叩いて音で選手に知らせる人)」の指示を頼りに競技を行います。
基本的には、一般の陸上競技と同じルールが適用されますが、障がいに応じて一部ルールが変更される場合があります。
日本記録が誕生!
7日(日)のジャパンパラ陸上競技大会では、多くの大会記録が更新されるとともに「男子100m決勝」と「女子走り幅跳び」では日本記録も誕生しました。
「100m決勝(T42)」の山本篤選手は日本記録を0.12秒更新する12秒61を記録し、レース終了後に関係者の方々と喜び合う姿が印象的でした。
また、「女子 走り幅跳び(T44)」の中西麻耶選手は1本目のジャンプから5m3cmという日本記録を更新。最終種目だったこともあり、一気に会場が盛り上がる中、5本目のジャンプでは5m27cmというビッグジャンプを見せ、日本記録をさらに更新しました。この大ジャンプは世界記録である5m47cmの更新へと期待を持たせてくれました。
社員も大興奮!
ジャパンパラ陸上競技大会に足を運んだ社員のほとんどが障がい者スポーツを観戦するのは初めての経験でした。
とはいえ、陸上競技自体は馴染みある競技ですし、陸上部に所属していた社員もおり、「健常者の記録との比較ができる分、障がい者アスリートの凄さが身に染みた。ハンデなどは全く感じさせない」との声が上がりました。
また、車椅子レースではあまりのスピードと迫力に圧倒されたようで、「もっと車いすレースの面白さが情宣されればいいのに」との意見もありました。
そして、何より社員を惹きつけたのは、日本記録の更新!
「女子 走り幅跳び」は観客席から近い位置での競技となったことから選手と観客の一体感を感じることができました。「目の前で日本記録が更新されるという経験は早々、ないこと。感動して鳥肌が立った」と興奮したコメントも多くあり、応援に参加した社員のほとんどが「女子の走り幅跳びが印象に残った」と話していました。
ぜひ競技大会の応援に
多くの大会記録・日本記録が更新された「2014ジャパンパラ陸上競技大会」ですが、「観客が少ない」ということが課題の1つにあります。
障がい者スポーツには、実際に目にしないと分からない迫力・面白さがあるはずです。
ぜひ会場に足を運び、選手を応援しましょう!
2014ジャパンパラ陸上競技大会のギャラリーはコチラ
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~応援ボランティア 参加者の声~
- ・日本記録を更新した種目だったということもあるが、見ていて迫力が伝わってきた
- ・選手の皆さんの熱いパフォーマンスに惹きつけられた
- ・競技が観客席の近くで行われていたため、観客との一体感があった
- ・障がいがあるにも関わらず、それを感じさせない選手の皆さんの記録やパワーに感動した
- ・健常者である自分が全力で頑張ってもかなわないと感じ、ハンデを乗り越えた強靭な精神力や体力・技術力に感動した
- ・選手の皆さんの個々に抱える障がいはさまざまだったが、終始活き活きとした表情に「勇気」をもらった
- ・車椅子によるレースのスピードと迫力が印象に残った
- ・陸上競技以外も観戦してみたい
- ・募金など金銭的な協力も必要だと思うが、応援参加は競技を身近に感じられて良かった