2017年3月5日（日）に当社が協賛している「2017パラ水泳春季記録会」が、静岡県富士水泳場（静岡県富士市）で開催されました。
今大会には、当社所属 小野 智華子選手（人事部所属）、宮崎 哲選手（北海道支店所属）、内定者 中島 啓智選手・前田 一成選手・窪野 一輝選手が出場し、沼津支店を中心に40名の社員が応援に駆けつけました。
競技規則とクラス分けは？
基本的には国際水泳連盟に則って競技が行われます。使用するプールや泳法（自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ）も同じですが、障がいによりできないことや障がいを悪化させてしまうことを考慮し、背泳ぎ以外でも水中からのスタートが認められていたり、スタート時に必要に応じ補助器具を使えるなど、ルールを一部変更しています。クラス分けは、表の通り障がいの種類や程度ごとに分けられています。
厳しい練習を乗り越えて・・・
今大会は、「メキシコシティ2017世界パラ水泳選手権大会」の代表選考を兼ねており、会場は選手たちの熱気で包まれていました。
小野 智華子選手は、S11クラス「100m背泳ぎ」、「100m自由形」に出場。
ここ数か月、記録更新のため練習量を増やして挑んだ今大会。
「100ｍ背泳ぎ」では自己ベストを3秒以上縮め、1分21秒17で派遣記録を大きく上回り、見事、代表に内定しました。
また、「100ｍ自由形」では、1分14秒51の日本新記録を達成。
応援する社員からも歓喜の声があがりました。
小野選手は、得意の「100m背泳ぎ」での記録更新は2年ぶりということもあり、「練習してきたことがようやく記録につながった！」と嬉しそうに話していました。
宮崎 哲選手は、S14クラス「100m自由形」「200m自由形」「100mバタフライ」に出場。
「100m自由形」では56秒36で2位。
「200m自由形」には、内定者の中島 啓智選手も出場。宮崎選手は2分2秒74で4位。中島選手は、2分5秒34で6位となりました。
「100mバタフライ」では、中島選手が59秒56で1位、宮崎選手が1分00秒94で2位となり、両選手とも派遣記録を上回り、見事、代表に内定しました。
中島選手は、得意の200m個人メドレーに出場し、2分16秒51で2位。派遣標準記録を上回り、この種目でも代表内定となりました。
内定者で高校生（大会時）の前田 一成選手は、S1０クラス「100m自由形」、「50m自由形」に出場。
「100m自由形」では、1分4秒91の日本新記録を達成しました。今後の活躍が楽しみです！
応援席に来た際には「応援ありがとうございます。午後の50m自由形でも日本新記録を狙います！」と宣言しましたが、29秒17で1位となりましたが、日本新記録には及ばず。大会後、「応援に来てくださった皆さんに記録で応えたかった！」と悔しそうに語っていました。
内定者の窪野 一輝選手は、S12クラス「100m背泳ぎ」「50m自由形」に出場。
大会直前まで、国家資格のはり・きゅうマッサージの試験があり、勉強と競技の両立が大変だったという窪野選手。
「100m背泳ぎ」では、1分33秒29で2位。「50m自由形」は31秒62で2位となりました。
ぜひ、大会の応援に！
今回、応援に参加した社員からたくさんの感想が寄せられました。
「内定者も3名参加され、ますます元気を共有できました。チャレンジする姿勢に私たちも勇気をいただきました。宮崎さん・小野さんから私たちに対する感謝の言葉がありましたが、選手として社員としてますます逞しくなったと感じました。今後の更なる成長を楽しみにしています」
「以前、車椅子バスケットボールの応援に参加し、水泳にも興味があり参加しました。ルールの理解からその楽しみ方、また一生懸命な姿に感動しました。当社の選手ばかりでなく、高い障がいを抱えながら取組まれている方々の姿は本当に心打たれると同時に、日常を支えるご家族や大会運営に関わる方々の献身的な姿は、今後の自身に大きく影響を与えたと思います」
「昨年に引き続き家族で参加しました。頑張る姿を目の当たりにして自分も子供も考える事も多くあり、世界が広がったように思いました」
「AD Challenge Support」では、今後もチャレンジし続ける選手を応援するとともに、全国で障がい者スポーツを応援していきたいと思っています。
