紆余曲折のマラソン人生を経て、今春より、あいおいニッセイ同和損保所属のプロランナーとして活動をスタートさせた川内優輝さん。市民ランナーの経験を活かしつつ、新たなステージでの飛躍を誓うベテランの新星に、これからの目標と意気込みを伺いました。
応援してくださる地域の方々へ感謝をこめて「マラソンキャラバン」を通じて日本全国で地域活性化の大きなムーブメントを起こしたい!
今春より、あいおいニッセイ同和損保に所属させていただき、いよいよプロランナーとして始動することになりました。所属先に選んだ理由は、私がこれからプロランナーとして取り組んでいきたいと思っていることと、あいおいニッセイ同和損保が取り組んでいきたいと思っていることの方向性が、一致していたからです。具体的に申し上げますと、それは「地域貢献」です。
私は、これまで市民ランナーとして、日本全国のレースに毎週のように出場してきました。その中で、地域の方々から温かい応援や歓迎を受けてきました。全国のレースに出る理由は、平日に出来ない強度の高い練習をするためでしたが、もともと旅行好きの私。毎週のように各地のレースに出場しては、同時に旅行気分を味わうために地域に触れるというスタイルでやってきました。こうして全国各地で地域の人々との交流を深めていくうちに、このスタイルこそが、地域の方々に喜んでいただけるスタイルであることに気が付いたのです。
地域で開催されるマラソン大会のゲストランナーには、日本代表レベルの選手はほとんどいません。しかし、他のトップ選手がやらないことだからこそ、元市民ランナーであり、元日本代表ランナーである私が、「地域活性化」のために果たしていくべき役目ではないかと思うようになりました。そういった中で、今春より、あいおいニッセイ同和損保の所属となり、同時に「マラソンキャラバン」での全国行脚という提案をいただきました。日本全国のレースを、より有意義なものへとパワーアップさせられるのではないかと大きな期待を持っています。今はまだ手探りの状態ですが、いずれは「地域活性化」の大きなムーブメントとして、私一人の力ではできない様々なことを、会社の力を借りることで、日本全国に展開していければと思っています。そして、これまで応援してくださった地域の方々へ、少しでも恩返しできればと思っています。