デフサッカー松元卓巳選手が
宇部市主催「心のバリアフリーフォーラムin UBE」
に登壇!

2018年04月05日
会場入口

2018年2月17日(土)・18日(日)、「心のバリアフリー・観光まちづくりフォーラムinUBE」がときわ湖水ホール(山口県宇部市)で開催され、松元卓巳選手(デフサッカー日本代表/福岡支店)がパネルディスカッション、講演に登壇しました。

本イベントは、これに先立ち山口県宇部市が全国で初めて登録された『共生社会ホストタウン』のキックオフイベントとして開催され、当社が参画する2020オリンピックパラリンピック等経済界協議会からの依頼に呼応し、協力したものです。

共生社会ホストタウンとは、内閣官房が所管する制度。障害のある海外の選手たちを迎えることをきっかけに、ユニバーサルデザインの街づくり及び心のバリアフリーに向けた、自治体ならではの特色ある、総合的な取組を実施する。また、2020年大会時の選手の受け入れだけでなく大会のレガシーとして大会後の発展的な取組にもつなげていく。現在、全国に6都市。(2017年12月現在)

 

17日には、基調講演、事例発表、パネルディスカッションがおこなわれました。

基調講演では、内閣官房参事官の御手洗 潤氏による「共生社会の実現に向けて」、㈱ミライロ 代表取締役 垣内俊哉氏による「バリアバリューから未来を創る」がおこなわれました。

その後、「『心のバリアフリー・観光まちづくり』へ向けて」と題されたパネルディスカッションには、松元選手も登壇。

大きなテーマとして、スポーツツーリズムについて意見交換がされました。その中で、松元選手に観光をする上での要望を聞かれ、「私たち聴覚障がい者は、目からの情報が大事になる。ガイドの方などが手話ができる、情報が目で見てわかるような場所には、聴覚障がい者も行きたいと思える魅力になるのではないかと思う」と話しました。

 

音のない世界で伝わるもの~共生社会の実現に向けて~

18日には、松元選手による講演会・体験会がおこなわれました。

講演会では、生い立ちや競技に対しどのように取り組んできたかを述べ、その後、デフリンピックや聴覚障害についてクイズ形式でお話しし、来場者の皆さまと交流を図りながら進めていきました。

講演後は、来場者との触れ合いとしてPK対決が行われました。飛び入りの小学生を相手に好勝負が見られました。

松元選手 講演の様子
PK対決では、地元のサッカー少年との熱戦を繰り広げました!

 

 

講演後、松元選手のコメントです。

松元 卓巳選手

「今回、このような貴重な機会を頂きました山口県宇部市の皆様に感謝しております。初日は、著名人の方々が多くいらしてのディスカッションでした。ディスカッション形式での登壇が初めての経験でした。上手く受け答えが出来るのか等、不安はありました。難しい議題もありましたが、自分の考え・想いは伝えられたのではないかと思っています。また、様々な方の障がいに対する考えを伺う機会も少ないので新鮮な時間でした。翌日の、講演に関しましては、これまでは小学生や中学生が対象の講演が多かったのですが今回は、大人の方が多くいらっしゃいました。デフサッカーの現状を率直に伝えながら、デフリンピックやデフサッカーがあるということを知っていただくことが出来たと思っております。今回を機に山口方面でも活動を行い、地域創生に繋がればと思っております。今後ともデフサッカー、デフリンピックへの応援よろしくお願いします」

講演後、松元選手は様々なアトラクションを体験し、地域の皆さまと交流を図りました。

AD Challenge Supportでは、今後も選手とともに、全国で障がい者スポーツの魅力を発信していきます。

宇部市 久保田后子市長とともに・・・
市長とのボッチャ対決!
パネル展示の様子
障がい者スポーツ写真展

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