パラ陸上・白砂匠庸選手が
花畑学園と花畑第一小学校の児童・生徒向けのパラスポーツ体験会を実施!

2024年01月22日

2023年12月8日(金)、足立区にある特別支援学校、東京都立花畑学園でパラスポーツ体験会が開催され、パラ陸上の白砂匠庸選手(広島支店)がやり投げ体験を行いました。

本イベントは、足立区・企業との協創による「パラスポーツ体験会」として、花畑学園の児童・生徒と花畑第一小学校の3年生がパラスポーツ体験を楽しみながら、交流を図り、相互理解を深めることを目的に実施されました。

花畑学園は、肢体不自由教育部門(小学部、中学部、高校部)と知的障害教育部門(小学部、中学部)を併置する特別支援学校で、日ごろから、共生社会への理解を促進するため、近隣の小学校等と交流を図っているそうです。今回のイベントでは、2か所の体育館とグランドに、ビームライフル体験、ユニバーサル野球体験、e-スポーツ体験、やり投げ体験のコーナーを設置。学園と小学校の子どもたちは3つのグルーブにわかれ、時間帯ごとにそれぞれのコーナーに移動をし、全員がすべてのパラスポーツを体験できるように工夫されたプログラムでした。

開会式の様子
ユニバーサル野球会場
ビームライフル会場

 

 

 

 

 

 

 

白砂選手の担当するやり投げ体験コーナーはグランドで実施。真っ青に晴れ渡った青空のもと、ジャベリックボールを用いて投げ方を指導しました。まずはボールの扱い方を説明し、その後、白砂選手がお手本となり実際に投げてみせると、その飛距離のすごさに歓声があがりました。続いて、子どもたちが一列ごとに実際に投げ、ボールを自分たちで拾いに行くことで飛距離を体感しました。拾ってきたボールを次の列の子どもたちに渡す姿は、障がいのあるなしに関わらず和気あいあいとした雰囲気で、パラスポーツを楽しみながら交流を深めることができました。子どもたちは回を重ねるごとに飛距離を伸ばし、着実に遠くまで飛ばせるようになりました。また、グループの入替え時には、学園および学校の先生方、足立区の職員の方々、支店メンバーも実際に投げてみて、皆が体験を楽しみました。

白砂選手は実際の競技用のやり、義手、ユニフォームなども披露しました。芝生に向かって競技用のやりを軽く投げてみせると、やりの迫力に自然と声があがり、グループの解散時には、実際に触らせてもらうと、「すごく長い!」「意外と軽い」など、初めて目にする大きなやりに関心を寄せていました。

投げ方の説明
一斉に投げる様子
拾いにいく様子
競技やりを触らせてもらいました
支店メンバーの皆さんも体験
閉会式_感想と感謝のことば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閉会式では、花畑第一小学校の児童代表から感想と感謝の挨拶があり、「やり投げが一番楽しかった!」と言ってもらえ、皆に楽しんでもらった様子がしっかりと伝わりました。
その後、選手と花畑学園の一部の生徒たちと一緒に給食をいただきながら交流を図りました。通学しない学級の生徒さんもオンラインで参加、スマートフォンを通して得意な絵の作品をみせてもらいました。食べ終わった生徒さんからは、自己紹介として好きなスポーツ、教科などを教えてもらいました。ハンドサッカー※が好きな生徒さんが多く、先生からどういったスポーツなのか説明をしていただきました。その後のフリートークでは、自然な流れで質問がかわされ、終始和やかな雰囲気で親睦を深めることができました。

スマートフォンごしでも交流
質問に答える白砂選手
プレゼントをいただきました!

 

 

 

 

 

 

 

※ハンドサッカー:特別支援学校の先生が発案したもので、様々な実態の障害をもつ子どもたちに合わせてポジションを設定し、ルールを工夫することでチームプレーが実現。子どもたちの活躍の場を広げ、個々の能力を引き出し、心身を健全するために考え出された競技。

 

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツを通じた「共生社会の実現」に向けて様々な発信をしてまいります。

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