松元卓巳選手がDare to Overcome Tokyo アワード
「パラアスリート平和賞」を受賞!

2021年09月03日

2021年8月22日(日)から3日間開催された国際ビジネスフォーラム「デア・トゥ・オーバーカム東京 未来発見セミナー」内で行われた、デア・トゥ・オーバーカム東京アワード授賞式で、デフサッカー日本代表の松元卓巳選手(福岡支店)が「パラアスリート平和賞」を受賞しました!

松元選手「パラアスリート平和賞」受賞の様子

デフリンピック3大会出場等国際大会での活躍や、地域での講演・体験会などの活動が評価され受賞に至りました。

授賞式では、上智大学ソフィアオリンピック・パラリンピックプロジェクト事務局の高松様より受賞記念の盾が授与されました。

アスリート平和賞授与の様子(左より)高松様 松元選手
受賞盾

★上智大学ソフィアオリンピック・パラリンピックプロジェクト事務局 高松様 コメント

高松様 挨拶の様子

「上智大学は松元選手の所属先である、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と2018年に包括連携協定を締結し、障がい者スポーツの現状を学ぶことで共生社会の構築に向けて何が必要かを考える連携講座の設置やパラスポーツ観戦会、共生社会の在り方を学術的に深め社会への信用を示すことを目指した多文化共生社会研究所の新設など、取組みを進めてまいりました。
様々な活動をご一緒してきた中でも特に心に響いて私自身も色々考えさせられた松元選手の授業や日々懸命に活動されるお姿。人と比べず、人に言われてもぶれずにチャレンジすること、夢ややりたいことを常に持ってあきらめないこと、そして、人の夢を応援すること。それを体現している松元選手のお話は、本学の学生のみならず、出張先の生徒さんにもとりわけ響いたことと思います。「誰もが夢を持って生きる」をテーマとした本アワードにまさにふさわしいアスリートだと思います」


高松様の挨拶後には、2020年2月に松元選手と講演・体験授業を行った「上智大学GO BEYOND」のメンバーからお祝いメッセージが流れました。

上智大学GO BEYONDの皆さんからのお祝いメッセージ
松元選手 挨拶の様子

★松元選手コメント
「本日は、大変名誉な賞をいただき、ありがとうございます。この賞は、私一人の力ではなく、日頃より支えていただいてる家族や仲間、そして会社の方たち、関わりをいただいた皆さんのおかげで受賞できたものだと思っています。デフサッカーは今週から始まるパラリンピックには含まれていませんが、デフリンピックという大会を目指して頑張っています。日本代表としても結果を出すこと、オリンピック・パラリンピックのようにデフリンピックも注目していただき、私たちアスリートや子どもたちに夢を持ってもらえるように、より一層普及活動を行っていき、皆さんに夢や感動を与えられるように、今まで以上に頑張っていきたいと思っています。」

 

「未来発見セミナー」で当社社員が講演!

8月23日(月)は、当社経営企画部 倉田次長が「スポーツがもたらす心のバリアフリー・カルチャーへの期待」と題し、オンライン講演を行いました。

倉田次長 講演の様子
倉田次長 講演の様子

講演の中では、自身の経験に基づき「健常者と障がい者の練習環境の融合」について考察を述べたほか、当社のパラアスリート社員の採用方針として「デュアルキャリア:業務と競技の両立を目指す」を掲げていることや、地域密着活動の一環として自治体との連携を強化していることを解説し、当社のスポーツ振興取り組みについて紹介しました。
最後にまとめとして、手すりやスロープといったハードの部分を変えようとするとコストも時間もかかってしまうが、私たちのハート(ソフトの面)は意識からすぐに変えていける。パラリンピックは心のバリアフリーを考えるきっかけとして期待している」と述べ、参加者へ意識変革の重要性を呼びかけました。

★Dare to Overcome TOKYO 事務局 品川ナショナルディレクター コメント
「あいおいニッセイ同和損保で行われている障がい者スポーツの取り組みは、国際的な流れと合致するところも多く、本イベントを聴講した参加者にとって学びの多い内容だったのではないでしょうか。このような先進的な取り組みを本イベントを通じて多くの方に知っていただくことができて良かったです。ありがとうございました。」

 

デア・トゥ・オーバーカムとは

【開催趣旨】
デア・トゥ・オーバーカム(Dare to Overcome = DTO)は、これまでにリオデジャネイロ 2016パラリンピック、平昌(ピョンチャン)2018 冬季パラリンピックに合わせて開催され、グローバルなビジネスコミュニティーによる平和・共生社会推進のムーブメントを推進する機会となってきました。今回は新型コロナ対策のため国際側プログラムは完全オンライン開催となりました。日本国内向けプログラム「未来発見セミナー」とアワード授賞式は、上智大学にてリアル開催し、同時にインターネットでも中継され、オンライン参加も可能です。

「未来発見セミナー」では「誰でも夢をもつ自由がある」を全体テーマとして、ビジネスを通して障がい者の社会参加を推進する事例や、グローバル企業を中心に取り入れられ、種々の障がいやジェンダー、人種、信仰などの多様性の受容と従業員の主体性アップに効果的とされる ERG(Employee Resource Group)について、障がいがある当事者の視点から語っていただきます。このイベントを通して、一人でも多くの方たちにグローバルな共生社会推進の流れに触れていただき、日本における障がい者支援ネットワークを強め、社会全体に心のバリアフリー・カルチャーを拡げていく一助になればと願っています。

【日時】
2021年 8月 22日(日) 15時~18時
2021年 8月 23日(月) 10時〜12時30分

【開催形態】
上智大学6号館 1階大ホールでリアル開催、および ZOOMウェビナーでの中継

【プログラム/登壇者】
8月 22日(日)
[セミナー 1] 柳匡裕氏(Social Café Sign with Me 運営・一般社団法人ありがとうの種代表理事)
[セミナー 2] グローバル企業の障がい者 ERG(Employee Resource Group)メンバー(国際 DTO プログラムからの登壇者)
[Dare to Overcome Tokyo アワード授賞式] グローバル・ビジネス平和賞、日本ビジネスオーバーカム賞など

8月 23日(月)
[セミナー 3] 垣内俊哉氏(株式会社ミライロ代表取締役)
[セミナー 4] 倉田秀道氏(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社経営企画部次長兼スポーツチーム統括)

 

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツを通じた共生社会・心のバリアフリー教育に努めていきます。

 

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