パラ卓球・加藤耕也選手が
東京都推進事業「夢★未来プロジェクト」にて講演・体験授業!

2021年12月10日

20211122日(月)、東京都が推進する事業「夢★未来プロジェクト」にて、パラ卓球の加藤耕也選手(神奈川損害サービス部)が講師として講演・体験授業を行いました!

講演の様子

東京都「夢★未来プロジェクト」とは、トップアスリートを招き、幼児・児童・生徒と交流することでスポーツへの関心を高め、夢に向かって努力したり、困難を克服する意欲を養うことを狙いとして、実施している教育支援プログラムです。 

今回は、加藤選手による「自分にチャレンジ・プログラム」として都立定時制高校の生徒に向け実施されました。
講演会では、卓球との出会い、高校時代に卓球と向き合った背景が語られました。様々なバックボーンを持った生徒が多くいることもあり、加藤選手が高校時代に勉強が苦手だったこと、卓球で自己実現を図れるよう努力してきたことが語られると、多くの生徒が頷きながら真剣に耳を傾けていました。

当社に入社してからは、職場の社員の応援を受け、大会ではその応援が力となっていることを話しました。また、「周りから見えない障がいと向き合い、試合する姿を、選手一人一人の個性として発信することを常に意識しています。」と力強く伝えました。
最後に生徒の皆さんへ、「好きなことを一生懸命やること」「頑張って続けること」が大切であるとメッセージを送りました。

 

体験授業の様子

講演後の体験会では、卓球台6テーブルに分かれ、加藤選手と対戦形式で行われました。体験会が進むにつれ歓声が上がるようになり、生徒の皆さんの一体感が得られた体験会となりました。加藤選手と対戦した生徒の一人は、「パラリンピックに出場した凄い選手と対戦できてよかった。加藤選手がほめてくれたので卓球が楽しくなってきた。」と話していました。

体験の最後には、卓球台に小さなコップの的が置かれ、加藤選手のサーブによる的当てデモンストレーションが行われました。加藤選手がすべての的を当て、大歓声に包まれながら、体験授業は終了しました。

 

授業の終わりに、生徒よりお礼の言葉とプレゼントをいただきました。
また校長室にて、加藤選手から校長先生に色紙を贈呈し、記念写真を撮影しました。

加藤選手から校長先生へ色紙を贈りました!

★加藤耕也選手 コメント
「今回、東京都より依頼をいただき、このような機会をいただいたことに感謝しています。自分としては、パラリンピックで思うような結果が出せず残念でしたが、このような経験ができて、さらに頑張る力をもらいました。また、パラ卓球のことや知的障がいについて皆さんに知ってもらえたことがなにより嬉しかったです。これからもこのような機会があれば積極的に参加して、知的障がいのことを知ってもらう機会、パラスポーツを知ってもらう機会が増えればよいなと思います。」

★東京都 教育庁指導部 指導主事 中村伸也様 コメント
「このたびは、加藤耕也選手にご協力いただき、オリパラ教育「夢☆未来プロジェクト」を実施できたことをうれしく思います。加藤選手の話を聴いて、知的障がいを持っていても、しっかりと話をしようとする姿勢を崩さず、一生懸命語っている姿に感動しました。特に、加藤選手が最後に語られていた『周りから見えない障がいと向き合って試合をする姿を選手一人の個性として発信したい』と話されていたことには胸が熱くなりました。また、体験授業ではさすがパラリンピアンの技術を目のあたりにして興奮していました。お陰さまで、素晴らしいオリパラ教育の場になったと思います。ありがとうございました。」

 

 AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツの魅力を伝えるとともに、「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。

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