2021年12月21日(月)、川内優輝選手が航空自衛隊防府北基地(山口県)にて、講演・航空機体験搭乗を行いました。
航空機体験搭乗
当日は、飛行服への着替え、医師からの問診、飛行前ブリーフィング、装具のフィッティングを行い、いざ体験搭乗へ。
「防府読売マラソン」のコースを空から堪能しました。
後の講演で川内選手は、「T7で上空から見させていただいて、凄く狭いところをぐるぐる周っていっているんだと、全景がよく分かりましたので、今後走るときにも全景の様子が浮かぶのかなと思います。本当に今までなかったような視点から見ることができましたので、凄く刺激になりました」と感想を述べました。
講演「現状打破」
講演は、防府北基地の北村靖二司令との対談形式で行われました。
前日に出場した「防府読売マラソン」の感想やマラソンを始めたきっけ、小学生から大学生、公務員ランナーからプロ転向までの経緯、今後の目標などが語られました。
モチベーションの保ち方については、「辛い時にどうやったら楽しくなるかというのを考えて。楽しいことを見つけることによって、苦しさとか辛さというのを乗り越えていく。苦しいこと、辛いことは多いんですけど、例えばスピード練習をやっていて、スピード感覚が楽しいなとか、何か楽しさという部分を見つけてやっていくと、結果的に楽しさが波及していき、この間まで苦しかった練習が楽しくなってきたとか、靴が変わったから楽しかったとか、楽しくすることによって環境が変わったことがありました。環境を変えるというのも大きいです」と自身の経験を基にお話ししました。
また、目標設定される前の決まり事を聞かれ、「大きな大会に目標を立て、頑張れば手が届く範囲の目標を積み重ねて、目標をアップデートしていくと大きな目標を達成していたというのが私のマラソン人生。目の前の小さな目標を積み上げてきたことが大きな目標達成に繋がりました」と答えました。
最後に隊員の皆さまに向けてメッセージ送りました。
「本当にこうして日本が安全に暮らせているのも、皆さんが目を光らせてくださっている、また、今後目を光らせるからと思っておりますし、有事ではない時には、マラソンでは特に自衛隊の方々にお世話になっていて、航空自衛隊、陸上自衛隊、本当にいろんなマラソン大会でこれまでお世話になってきています。今後もそうした有事にならないことを願いつつも、皆さんは訓練をしていくと思いますので、そうした中で私たちが暮らせていることは本当に感謝しておりますし、今後、有事以外のマラソン、また地域のイベントでも親しみやすくなっていくことが、きっと様々な国民の方の理解を得られることにもつながっていくと思います。ぜひ今後も訓練だけではなくて、地域のことにも興味を持って、防府に愛着を持って、転勤先でもその地域を愛着をもってやっていくと、必ずそれは色々な理解につながっていくと思います。ぜひそうした気持ちで今後も頑張っていただければと思いますし、私もそうした皆さんを尊敬しながら頑張っていきたいというふうに思っています。本日はありがとうございました」
講演後は、隊員の皆さまからの質疑応答が行われ、大きな拍手とともに締めくくられました。
AD Challenge Supportでは、今後も川内優輝選手のチャレンジを全力でサポートしていきます。