車いすバスケットボール・柳本あまね選手が
「ホンダカーズ群馬2022年新春大会」にて講演!

2022年03月14日

2022120日(木)、車いすバスケットボールの柳本あまね選手(近畿火災新種損害サービス部)が㈱ホンダカーズ群馬様の「2022年新春大会」にて講演を行いました。

柳本選手 講演の様子

講演のテーマは「私のこれまでの歩み」。

2歳の時に原因不明の病気により車いす生活となった柳本選手。

支え続けてくれる家族への感謝の気持ちや、車いすであることへの苦悩、競技への思いなど80分にわたり語られました。

「昨年8月、東京パラリンピックの日本代表選手に選ばれ、出場することが出来ました。やはり目標としていた舞台はとても輝いていて、今までの道のりを思い返して込み上げてくるものがありました。コロナ渦の影響もあり、1年延期された時は、モチベーションも下がり、一度身を引きたいと思った時も正直ありました。このしんどい練習やメンタルが1年持つとは到底思えなかったのです。でも初戦のオーストラリア戦でコートに立った時、そんな思いは馬鹿だったなと思いました。緊張もしましたし、震えそうになりましたが、ウォーミングアップが始まると、もう勝つことだけに集中しました。その結果、今までの国際大会で勝った覚えがほぼない、オーストラリア、そして2018年の世界選手権で銀メダルだったイギリスに2戦連続で勝つことが出来ました。もう一つの目標であった全試合スターティングメンバーになる、という目標も達成することが出来ました。女子日本代表が目標としていたメダルを獲得することは出来ませんでしたが、私はこの東京パラリンピックで世界6位になれたことをとても誇りに思っています」と喜びをお伝えしました。

会場の様子

そして「車いすになって落ち込んでいた私が、目標を持っただけで、ここまで強く、そして車いすの自分を受け入れ、車いすの自分を愛することが出来るようになりました。

障がいを持ってかわいそう、とよく言われてきました。私は、障がい者であることよりも、夢や目標がない人の方がよっぽどかわいそうだと思って生きてきました。夢や目標に年齢や経歴は関係ありません。私の講演がなにかきっかけになり、みなさんの夢や目標が叶うと、私はとても嬉しいです」とお伝えしました。

 

講演後は、参加された社員の皆さまとの質疑応答で交流し、温かい拍手で締めくくられました。

 

AD Challenge Supportでは、今後も選手とともに「チャレンジする素晴らしさ」を伝えていきたいと思います。

元大リーガーの岩村明憲氏と記念撮影!

柳本選手は野球ファンで熱狂的なヤクルトスワローズファン!

当日、元大リーガーで現ルートインBCリーグ「福島レッドホープス」監督兼球団代表の岩村明憲氏も登壇しており、記念撮影をしていただきました!

(左より)ホンダカーズ群馬 都丸社長、柳本選手、岩村氏

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