パラ卓球・加藤耕也選手があきる野市立東秋留小学校にて
講演・体験授業!~東京都「夢☆未来プロジェクト」~

2022年03月18日

2022年2月1日(火)、パラ卓球の加藤耕也選手(神奈川損害サービス部)が、あきる野市立東秋留小学校にて講演・体験授業を行いました。

加藤選手 講演の様子

本授業は、東京都令和3年度オリンピック・パラリンピック推進事業「夢☆未来プロジェクト※」の一環で実施されたものです。

※トップアスリートを招き、幼児・児童・生徒と交流することでスポーツへの関心を高め、夢に向かって努力したり、困難を克服する意欲を養うことを狙いとして、実施している教育支援プログラムです。

講演は、5学年の児童は対面、他の学年はオンラインにて全校児童に向けて、コロナウイルス感染拡大防止に配慮しハイブリット形式で実施されました。

加藤選手より、小学校時代の話を織り交ぜながら、卓球を始めた経緯や中高時代の部活動や現在の練習環境、自身の障がいについてお話ししました。
「東京パラリンピック出場に向けて練習場所を求めて山梨や静岡で練習を積んできました。パラリンピックの卓球の知的障がいクラスの出場権は、世界ランキングで12名しか選ばれない。最終予選で優勝したことで、目標だったパラリンピック出場権を勝ち取ることができました。パラリンピックで知的障がいクラスがあるのは陸上、水泳、卓球のみ。見た目だけで理解されにくい障がいなので、このような機会に、どうしたら個性として理解してもらえるだろうと考えながら伝えたいと思っています」

対面での講演の様子

その後、事前に児童の皆さんからいただいた質問に答えるトークディスカッション形式で進められました。
たくさんの質問があり「これからの夢は?」という問いに「東京パラリンピック出場がずっと夢でした。もちろん来年のアジアパラ大会や3年後のパリパラリンピックも目指しています。こうして、皆さんの前でお話しすることで、頑張る人の背中を押してあげたいという思いもあり、これも目標です。感謝の気持ちをもっていろいろなことを伝えていきたいです。」と締めくくりました。

 

模範演技と体験授業

講演後は、加藤選手と卓球クラブに通っている児童で模範演技として打ち合いました。
体験授業は、クラスごと2回に分けて行われました。
準備体操のあと、ラケットの握り方から説明し、各卓球台を回り、児童の皆さんとラリーを行いました。

卓球クラブの児童との模範演技の様子
ラケットの握り方を説明する加藤選手

 

最後に行われたコップ的当てゲームでは、加藤選手が的に当てると、会場から歓声が上がりました。
競技を通じて児童と交流の機会となり笑顔あふれる体験授業となりました。

体験の様子
的当てゲームの模範演技 大変盛り上がりました!

 

ひまわり学級の皆さんにサイン色紙をプレゼントしました!

ひまわり学級を訪問

当日、校長先生より特別支援クラスひまわり学級に30名ほどの児童が在籍しているとのお話があり、私も小学校では特別支援クラスで過ごしたので、訪問させていただけないか」と加藤選手自ら申し出たことにより、体験授業後、実現しました。
加藤選手は「今日お話ししてことで何か感じてくれたらうれしい。頑張っていきましょう」と呼びかけ、サイン色紙をプレゼントしました。

 

 

AD Challenge Supportでは、今後も選手とともに、「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。

東秋留小学校 玉森正一校長先生とともに

関連記事