2022年7月30日(土)、「よこすかジュニアカレッジ」が横須賀市生涯学習センター(まなびかん)にて開催され、パラ卓球の加藤耕也選手(神奈川損害サービス部)が講演を行いました。
本講演は、今年3月に当社と横須賀市が地域課題の解決・啓発に向けて、連携協定を締結したことにより実施されました。
今回、夏休みの子ども・ 親子を対象とした「よこすかジュニアカレッジ」の1講座として、昨年のパラリンピック開催により目にする機会も多かった障がい者スポーツに関する講演・体験会を通じ、市民の皆さんに多様性・共生社会の大切さを学んでもらう機会を創出することを目的としています。
前半は加藤選手の講演、後半はボッチャ体験会の2部構成で行われ、また先日現役を引退した競泳・青木智美さんもサポートに駆け付け、交流会も行われました。
卓球と”ともに生きる”

加藤選手は、卓球を始めたきっかけや中高生時代の部活動、東京パラリンピックで感じたことや自身の障がいについてお話ししました。
「大学に入り卓球をリタイアし、3~4年ほど一歩を踏み出せずにいました。このころに自分が知的障がいと知り、障がいを持っているからこそ、同じ境遇の人たちの背中を押したいと思い、再び卓球を始めました。
東京パラリンピックは予選リーグ敗退してしまったが、充実した試合でした。自分の現状を知れて、新たなスタートを切ることができました。いつかいろんな地方や世界を回って卓球を通して交流が持てたらうれしいです。」
講演の後の質疑応答では、「好きな食べ物は何ですか?」などの質問にも丁寧に答えていました。
「この講演を機に知的障がいというものを知ってほしいし、パラ卓球という競技も知ってほしい。今後パラ卓球に挑戦している姿を見て、応援してくれたら嬉しいです。」と参加者にメッセージを送りました。


ボッチャ体験会
当社スポーツ担当社員より、ボッチャの魅力やルール等を説明した後、3人一組のチーム戦へ。白熱した戦いが繰り広げられました。加藤選手、青木さんにもチームに入ってもらい、二人とも子供たちとふれあいながらボッチャを楽しんでいました。
参加した子供たちからは、「楽しかった!またやりたい!」という声が多く上がりました。


青木智美さんと交流会
ボッチャ体験会の後に、青木さんとの交流会を行い、アジア大会で獲得した金メダルを子供たちに見せてくれました。実際に見て触った子供たちはその大きさと重さに驚いていました。


イベント終了後は、加藤選手と青木さんが参加した子供たちへジュースとお菓子のプレゼントを配りました。皆さん「ありがとう!」と元気よく受け取り、笑顔で会場を後にしました。


〇神奈川支店地域戦略室長コメント
「子供たちは加藤さんや青木さんのお話に熱心に耳を傾けてました。二人が子供目線で語ってくれたのでスポーツに興味を持ったのでは。また二人に親しみを感じたのか子供たちからはほのぼのとする質問が多数ありました。ボッチャはほとんどの方にとって初めての体験で玉の投げ方や戦略面でうまくいかず賑やかな場となりました。チームワークの大切さを学んだと思います。ボッチャは大人から子供まで、また障がい者も健常者も一緒になって楽しめるコミュニケーションを高める競技と感じました。また当社社員にとっても地域とのつながりを体感できる場でありました。」
〇神奈川支店地域戦略室TC長コメント
「加藤選手の講演については、小学生中心のご参加者でしたので、伝わるだろうかと当初不安でしたが、始まってみればそういうことは関係なくパラリンピックという舞台に立った人という認識で、一緒に汗を流すことができて、楽しかったというだけでいいのだな、という感想です。いつか思い出して思いやりのある大人になっていってもらいたいと思います。」

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツの魅力を伝えるとともに、「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。