2016年2月12日(金)~14日(日)にかけて当社が協賛している「2016ジャパンパラ クロスカントリースキー競技大会」が白馬クロスカントリースキー競技場 スノーハープ(長野県北安曇郡)で開催されました。
当社は、13日(土)に行われたクラシカル(男子10km・女子5km)、シット(男子7.5km・女子5㎞)の応援に、長野支店・松本支店を中心に30名の社員が参加し、選手の皆さんへエールを送りました。
障がい者クロスカントリースキーって?
障がい者クロスカントリースキーには「クラシカル」「フリー」「スプリント」「リレー」の種目があります。選手は「立位」「座位」「視覚障がい」 「聴覚障がい」「知的障がい」などのカテゴリーに分けられ、カテゴリーごとに競技を行い、実際のタイムに障がいの程度に応じて設定された係数をかけたタイムで勝敗を決定します。
クロスカントリースキーは、各種目によって走法やルールが異なります。走法に規則がない「フリー」に対し、「クラシカル」はスキーを左右平行に保ちながら2本のシュプール上を 滑る走法で行う種目で、スキーを左右交互に滑らせるスケーティングが禁止されています。「フリー」は走法が自由な種目で、主にスケーティング 走法が用いられています。「スプリント」は、一斉に選手がスタートしてタイムを競い合い、予選で好タイムを残した選手が決勝ラウンドに進むことができ、決勝ラウンドは障がいの程度に応じてタイム差を つけてスタートします。「リレー」は1チーム4名で行われ、勝敗は実際のタイムによって決定されますが、4選手の係数の合計に障がいの程度差による不公平感がないようにチーム分けされています。
ダイナミックな走りを間近で見て・・・
当社が応援した13日(土)は小雨の降る不安定な天気で、選手にとっては雪質が変動する難しいコンディションの中で競技が行われました。
男子のクラシカル種目の「視覚障がい」では高村和人選手(ガイド:藤田佑平選手)、「立位」では国際大会での経験豊富な新田佳浩選手、「知的障がい」では西村潤一選手が優勝しました。
その中でも、ひときわ声援が高かったのがジャパンパラ初出場ながら2日間の競技ともに完走した女子座位の新田のんの選手でした。湿雪のため乾雪よりも前に進むのに力がいる状況でしたが、必死に上肢を使ってポールを押す姿に「がんばれっ!」の大声援が後押ししました。
選手の皆さんの力強い滑りをする姿を目にし、当社社員からは、
「クロスカントリースキー競技自体を初めてみました。選手の頑張りを間近で感じることができてよかったです。」
「これほどまでにつらい競技だと初めて知り、選手のすごさを実感しました。」などの声が上がりました。
また、「選手が純粋に競技に打ち込む姿を見て、選手の思いを肌で感じることができました。」といった感想を述べた社員もいました。
ぜひ、大会の応援に・・・
年々盛り上がりをみせている障がい者スポーツ競技大会ですが、選手にとっては大勢の観客の前でプレーすることが、今後、より活躍するための大きな財産となっています。
応援に参加した社員からは、「選手が全力で走っている姿がとてもすがすがしく感動しました。表彰式での選手の笑顔が美しかったです。」
「来年も応援に行きたいと思います。もっと多くの方に見てほしいです。」との感想が寄せられました。
「AD Challenge Support」では、当社の行動指針の1つである「地域密着」に基づき、全国で障がい者スポーツを応援していきたいと思っています。