デフサッカー・松元卓巳選手が
岩手県立紫波総合高校にて講演!
~いわての師匠派遣事業講演会~

2023年11月27日
松元選手 生徒の皆さんと交流しながら進めました!

2023年10月18日(木)、デフサッカーの松元卓巳選手(福岡支店)が、岩手県立紫波総合高等学校にて講演を行いました。

当社岩手支店は、「岩手県教育委員会」と「岩手大学地域連携推進課」が事務局を務める「いわての師匠」(復興教育支援事業)の講師派遣機関に地方創生の取り組みとしてエントリー。
今般、当該高校教師が講演メニューより当社パラアスリートによる講演を見つけ、自己表現の苦手な生徒たちに是非聴講させたいと依頼がありました。

講演で、松元選手は、聴覚障がいの方との接し方やデフサッカーについて、クイズ形式や手話で生徒と交流しながら進めました。
本講演が行われたのは、9月末から10月初旬に開催されたデフサッカーワールドカップにて、日本代表として史上初の銀メダルを獲得した直後ということもあり、日本代表として実現した夢を例に、その実現に向かって努力する大切さを伝えました。

会場の様子

ワールドカップについては、準優勝という偉業を成し遂げたにも関わらず「今でも心の整理がつかないほど悔しい」と思わずこぼれた際の、優勝、勝つことにこだわる強い信念が感じられました。

「みんなの夢はなんですか?信念を持ち、誰が何と言おうとも自分がやりたいことにチャレンジをしてほしい。厳しいこというと、すべての人の夢が必ずかなうわけではない。そこに向かって努力すること、人と同じことをしても達成できない。なればいいなというのではなく、絶対なるという強い思いがないと夢は叶わないです。まずは好きなこと、得意なことをやってみてください。そして、人と比べないでください。『あの人はできるから』と、でもそれは個性の集まりだから当然なんです。なので、自分はやりたいことをしっかりおいて、叶えるまで頑張ってほしいと思います」

手話でありがとう!

当初、自己表現が苦手な生徒さんが多いとのお話でしたが、松元選手の情熱あふれる講演と質疑応答での部活動の悩みに対する丁寧なアドバイス、獲得したばかりのワールドカップ銀メダルに触れて反応も高まっていました。司会から感謝の言葉まで、全て生徒による運営であったこともあり、一体感が感じられました。

最後には全校生徒が笑顔で「夢をあきらめない」の手話で行い、2025デフリンピック東京の応援を約束して終わりました。

 

 

 

 

生徒代表お礼の言葉 生徒の皆さんが育てたお米をいただきました!

〇生徒の皆さんの感想
「今まで知らなかった『聴覚がいの方との接しかた』や『デフサッカー』など、多くの大切なことを教えてもらえました」
「障がいを乗り越えて夢につき進む話を聞けて勇気が湧きました」

〇先生方の感想
「松元さんのような方がもっとメディアに取り上げられる方法はないかと考えた。是非講演を続けて頂きたいと思います」
「困難を乗り越えて夢を追う姿は『自分もやればできる!』と考えてもらえる絶好の機会となった。一流のアスリートの話は重みが違うと感じました」

 

岩手支店長 挨拶の様子

〇当社社員コメント
「壇上より下りて生徒たちに問いかけ、向き合いながら、信念を持って夢に向かう大切さを語りかける姿に心を打たれました。松元さんのような社員が当社に在籍していることを誇りに思います。」
「自分の目標達成に向け、志を高く持ち前進する事の大切さやチームメンバーに共感をして貰うために努力をした話など、控え目な生徒たちも真剣に松元さんのお話を聞いていたのが印象的でした。銀メダル現物を惜しげもなく、皆に触れさせて頂き、心に残る講演となりました。」

記念撮影

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツを通じた「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。

松元選手が岩手支店にてメダル報告!

松元選手は講演等日の朝、岩手支店の朝礼に参加し、ワールドカップ準優勝の報告をしました。
支店の社員から大きな拍手で功績が称えられました!

松元選手と岩手支店メンバー
松元選手と岩手支店メンバー

関連記事