2018年2月28日(水)、ハイアットリージェンシー東京(東京都新宿区)において「東京地区トヨタ販売店様 感謝の集い」が開催されました。
今回の「感謝の集い」では、東京地区トヨタ販売店の皆さま約150名の方が出席される中、(一社)日本パラリンピアンズ協会会長 河合純一氏の講演をおこないました。
多様性はイノベーションを生み出す
講演の冒頭、河合氏が出演したトヨタ自動車様のCMを流し、出演までの経緯を語られました。
「ダイバーシティ、多様性はイノベーションを生む。世の中の不自由さ、不便の中にこそ発明の種がある。障がいのある方の意見や想いは、技術開発や製品を作る会社こそ敏感に耳を傾けなければならないのではないか」と伝えました。
講演の概要は以下の通りです。
1.パラスポーツの4つの意義
①勇気②強い意志③公平④インスピレーション
2.障がい者スポーツにはインスピレーションを与える力がある
当社の大会応援活動を事例に、
「選手がいることで仲間が頑張っているんだと応援する気持ちが沸き、会場で様々な障がいの選手のプレーを観て、自分たちが気付かなかった視点、想いが沸いてくると考えています」
3.障がい者スポーツの体験はコミュニケーションツールとなる
トヨタ自動車様の「ボッチャバー」を例に、
「スポーツは言葉のいらないコミュニケーションツールになる。是非様々なパラスポーツを体験していただきたい。また、企業同士がつながっていくことによって、もっと大きなムーブメントを起こすことができる」
4.誰もが暮らしやすい街をつくるためには、社会が変わらなければならない
ステージに登壇する際のスロープを例にして、
「誰もが暮らやすい、どんなことにも対応できる強さ、しなやかさのある街・社会を持つことは、大きな財産になる。車いすの方が登壇するとして、車いすに乗っていることが障がいなのか。段差がある、スロープがないことが障がいなのか。社会は作ってしまう側にある」
5.一人一人が変われば社会が変わっていく
「実際に大会を観る、体験する等で気づくことがある。新しいことを知る、気づくことはイノベーションを生む。本日の話を聞いて感じたことを家族や大切な方に伝えていただきたい。そして、パラスポーツの会場を満席にしたい」
講演後の懇親会では、参加された皆様から河合氏に様々な質問が投げかけられていました。
今回の講演をきっかけに、多くの皆さんに障がい者スポーツを観ていただき、体験していただきたいと思っています。
そのことを通して、企業同士がつながり、ともに取り組む輪を広げることにつながれば、今回の講演も大きな意義となります。
AD Challenge Supportでは、今後も、様々な形で障がい者スポーツの応援の輪を広げていきたいと思います。