当社「恵比寿ファミリーデー」にて
パラスポーツ体験会を開催しました!

2017年08月31日

当社は、社員の家族に当社への理解と親近感を促し、同僚・家族間の交流から「働きやすい職場環境」づくりを推進することを目的として、毎年、全国の拠点で「ファミリーデー」を実施しています。

8月9日(水)、当社本社にて「恵比寿ファミリーデー」が開催されました。

選手たちがそれぞれの個性を生かして体験を受け持ちました!

今年は当社が積極的に取組む「障がい者スポーツ」の魅力を知ってもらうため「Let’s Challenge “パラスポーツ”」を題し、パラスポーツ体験と選手とのふれあいをコンセプトに企画しました。

社員やその家族に遊びを通じてパラスポーツへの親しみをもってもらうこと、へだてのない社会を理解することができるよう、当社所属のパラアスリートがそれぞれの個性を生かして体験会を担当しました。

参加者は、車いすバスケットボール・デフサッカー・ボッチャ・視覚障がい者介助体験の4つのパラスポーツ関連の体験のほかに、打ち水、ベントミノ、工作コーナーをスタンプラリー形式でそれぞれのブースを回っていきます。

デフサッカー 

     担当:松元 卓巳選手(福岡支店)

まずは基本挨拶のとありがとう等、簡単な手話を覚えた後は、ボールを使いながらのジェスチャーゲームをメイン行いました。

今回、本社に勤務する聴覚障がいの社員が手話講座をアシストしたり、女子サッカーの横山 亜依選手(広報部)が、サッカー体験をアシストする等、社員同士が協力する姿が印象的でした。

松元選手コメント

「年齢の幅も大きく難しい面もありましたが、言葉で伝えることの重要性、聴こえないことを少しでも感じていただけたのではないかと思います。今回のようにサッカーをしたことがない、していない子供たちへの体験会は初めてでした。どう伝えるべきか、という面が難しかったですが貴重な経験になりました。子供たちも楽しんで頂けたようなので嬉しかったです」

ジェスチャーの答えがわかったらドリブルGO!
手話講座

車いすバスケットボール 

     担当:三宅 克己氏(経営企画部)

昨年のファミリーデーでも大人気だった車いすバスケットボール。

元車いすバスケットボール選手で現在、(一社)日本車いすバスケットボール連盟に出向し普及活動を行っている三宅氏が、車いす鬼ごっこやドリブル、シュート体験等行いました。

三宅氏コメント

「大人も子どもも、誰もが楽しそうに各ブースを回っていたのが印象的でした。自分の担当していた車いすバスケットボールコーナーにも、全てのコーナーを回り終わった後に、楽しいからと何度も体験に来てくれた子どもが多く、とても嬉しかったです。大人の参加者が少なかったですが、ファミリーデーのような機会をきっかけに、大人にもぜひパラスポーツを体験してもらいたいと思っています。これからもパラスポーツの面白さを伝えていきたいです」

車いす操作を説明します
ボールを使ってのドリブル・パス体験

視覚障がい者介助体験 

     担当:窪野 一輝選手(人事部)・石橋元気選手(人事部)

窪野選手、石橋選手は弱視のため、盲学校時代から全盲の方の介助をする機会が多かったことから今回の体験に至りました。

まず、両選手が介助のデモンストレーション。

親子、または兄弟でアイマスクを交互に着け、見えない状態を体験をします。アイマスクをつけた人を、つけていない人が介助します。スタートから直進、角を曲がる、狭い通路を歩く、段差を超えるなどのポイントに合わせて介助をし、ゴール。これを交互に行いました。

窪野選手コメント

「人前で話すことが多くないのでとても緊張しました。声の大きさ等、うまく伝えられなかったのではないかと不安もあります。今回の経験を次回に生かしていきたいです。」

 石橋選手コメント

「初めての経験で不安もありましたが、子供たちはきちんと話を聞いてくれて、説明通り介助をしてくれました。とても素直でいい子たちばかりだと感動しました。ファミリーデーは、実行委員の方々の熱意のおかげで大成功を収めたと私の目には映りました。個人的な課題として、介助することの意味や相手の立場になって感じることの大切さ等をしっかり伝えられるようにしていきたいです」

視覚障がい者介助について説明
親子で介助体験!
姉妹で介助体験!

ボッチャ

      担当:スポーツ振興担当社員(ボッチャ普及員・初級障がい者スポーツ指導員)

         ファミリーデー実行委員、海老澤京子選手(人事部)

 ボッチャ体験は、親子や兄弟対抗や、海老澤選手との対戦など様々な形で行われました。

まず、競技やルールについて説明し、ジャックボッチャでウォーミングアップ。

その後、ミニボッチャを2ゲーム行い点数を競いました。

親子で対戦!
初めてのお友達とも仲良くなれました!

 

子供たちによる芸術的な打ち水!

この他、恒例の職場訪問や恵比寿本社正面玄関で、打ち水を実施しました。初めて体験する子どもたちも多く、打ち水で涼を得ることができて嬉しそうでした。通りかかった近所に住む親子が飛び入り参加するなど、地域とのふれあいにも一役買うことができました。

 

「ゆめいろランプ」を手作りする工作コーナーや「ペントミノ」と呼ばれるパズル遊びのコーナーでは、試行錯誤する子どもたちの笑い声が飛び交うなど、笑顔溢れるファミリーデーとなりました。

ゆめいろランプ工作
パズルゲーム「ベントミノ」

 

今回参加した子供たちや社員からの感想です。

「(デフサッカーコーナー、手話体験にて)直接話すと緊張しちゃうけど、手話を使えば、知らない子ともお話ができてうれしかった」

「ボッチャなど、ルールを知らない競技もあったけれど、わかりやすくルールを説明してもらえて興味をもつことができた」

「ファミリーデーでパラスポーツの体験会ができるのは、当社の魅力だと思いました」

後日、「ママの会社に行ってお兄さん(選手)と遊ぶんだ!」「またボッチャやりたい!」と子供に泣きつかれたという社員の声もありました。

障がい者スポーツ体験を通し、未来を担う子供たちが障がい者に対して偏見のない心を持ち、親子で心のバリアフリーについて考えるきっかけになればと思います。

AD Challenge Supportでは、今後も、様々な形で選手とともに障がい者スポーツの魅力を発信していきます。

ファミリーデー実行委員「事前講習会」

ファミリーデー開催前に、実行委員に向けて「パラスポーツ事前講習会」をおこないました。

当日、選手とともに体験ブーズ担当するため、介助の仕方や手話・ボッチャのルールなどを説明し体験。

参加した社員も様々な発見があったようです。

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