北海道にゆかりのあるアスリートが北海道AD倶楽部
パネルディスカッションに登壇!
~スポーツを通じた地域の皆さまとのつながり~

2019年01月10日
会場の様子

2018年10月19日(金) 札幌パークホテル(札幌市中央区)にて、北海道AD倶楽部「感謝の集い」が開催されました。

「感謝の集い」とは地域AD倶楽部(各地域で情報提供・企業交流・地域貢献の3つを柱として活動する)が主催する地域の皆さまへの情報提供および地域企業の皆さま同士の交流を兼ねたイベントです。

 

今回の「感謝の集い」は、企業・団体の皆さまを始め、当社代理店・扱者の皆さまなど約150名の方にご参加いただき、第一部の講演・パネルディスカッションと第二部の交流懇親会の二部構成で行われました。第一部の講演会では、清水宏保氏による「オリンピックから学んだこと~地域の皆さまとのつながり~」と題して、記念講演が開催されました。特別講演では、札幌市スポーツ局招致推進部長 佐藤学氏による「札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致の意義」と題して、特別講演が開催されました。また、第一部の最後にパネルディスカッションが開催され、「地域とスポーツとの関わり」をテーマに北海道にゆかりのある署名なオリンピアン・パラリンピアンがパネリストとして登壇しました。

 

清水宏保氏による記念講演!

清水宏保氏 公演中の様子

清水宏保氏の講演は、「オリンピックから学んだこと。地域の皆さまとのつながり」と題して、競技をはじめたきっかけや現在手掛けているビジネス、アスリート雇用などについてお話をしていただきました。また、講演の中では筋肉の鍛え方について参加者の皆さまと一緒に実践を交える場面もあり、大変興味深い講演となりました。

オリンピックや競技生活の中で学んだこととして、「どんな競技を見ていても結果を出したいという思いよりも、自分の技術を追求したいという選手の方が結果を出しやすいです。なぜかと言うと、結果を求めるとそこにはプレッシャーがあります。しかし、自分の技術を探求していこうという思いであれば、結果よりも記録を狙いに行ったり、技術の追求に変わっていったりするので、プレッシャーが分散され、長く続けられるのではないかと思います」と語りました。

さらに、アスリート雇用については「あいおいニッセイ同和さんのアスリート雇用のように、雇用するだけではなく、アスリートが現役が終わった後に会社の福利厚生で働ける環境を作ってあげてもらえれば、それは会社への恩返しになり、地域の恩返しになるのではないのかなと感じています」と述べました。

 

パネルディスカッション~地域とスポーツとの関わり~

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションでは、パネリストとして北海道にゆかりのあるアスリートの皆さんが登壇しました。

清水宏保氏:スピードスケート 長野五輪 金メダル

阿部雅司氏:スキーノルディック複合 リレハンメル五輪 団体金メダル

永瀬充氏:パラアイスホッケー バンクーバー・パラリンピック 銀メダル

宮崎哲氏:パラ水泳 リオ・パラリンピック出場(当社北海道支店)

倉田秀道氏:コーディネーター(当社経営企画部)

 

コーディネーター:「パネリストの皆さんは、オリンピック・パラリンピックに出場されている皆さんですので、オリンピック・パラリンピックから学んだことを教えていただけますか」

宮崎選手:「自分の力だけでなく、周りの方々の力があって自分の力が活かされていると感じました。パラリンピックという世界を体験できたことは、競技生活を続けていくうえでの、大きな自信になりました。選手として、人として少し世界が広がり、成長したように思います」

 

(左)阿部雅司氏、(右)宮崎哲選手

コーディネーター:「オリンピックとかパラリンピックとか、日の丸を背負った方々にしかわからないこともあるように思います。関連して、皆さんがオリンピック・パラリンピックを目指したきっかけを教えていただけますか」

清水氏:「堀学選手が圧倒的な強さで世界大会を優勝して、最後の世界大会も優勝しました。悔しい想いをして涙を流している自分がいました。そこには、悔しい想いをシーズンずっとするのか、日々苦しい練習に挑戦して、日々の充実感を味わうかどちらを選ぶかとなったときに、シーズン泣いてずっと苦しい想いをするよりも、絶対日々の挑戦をしている方が絶対いいなと思ったので、モチベーションが落ちたときも、真剣に取り組んでやっていこうと言い聞かせながら、トレーニングをしていました」

 

(左)永瀬充氏、(右)清水宏保氏

コーディネーター:「地域・地元とのかかわりについて伺ってみたいと思います。選手と地域との関わりについて、感じていることをお話しいただけますか」

阿部氏:「名寄市民の皆さんの健康のために、さまざまな取り組み(ノルディック、マラソン)を、運動改善プログラムということで、小学校で運動改善プログラムをやったりしています。その他に、メダリストを輩出するための指導者の育成、昨年からジュニアの指導者を養成した指導者講習会を開催し、活躍している指導者を名寄市に呼んで、トレーニングや指導方針などを名寄の指導者の方が学ぶ機会、お伝えする機会を設けて、定期的に開催しています。こういうことを続けることで札幌オリンピックで活躍する選手を育成できたらと思っています」

 

コーディネーター:「皆さんは札幌でのオリンピック・パラリンピックを盛り上げるためにどのようなことが求められると思いますか」

永瀬氏:「アジアパラ大会直後、アジアの選手と接して、日本で普通に生活をしていたことはすごく幸せなことなんだなと思いました。アジアは障がいを持ってスポーツをするということはものすごく勇気が必要です。日本はアジア諸国と比べてまだ障がい者スポーツが普及していて、自分はものすごく狭いところでスポーツをしていたと思った。スポーツができるということは本当に幸せだなと思いました。スポーツする喜びを感じられるようなスポーツ普及をしていきたいです」

 

AD Challenge Supportでは、今後も、大会応援を柱に様々な取組みを通して、多様性を尊重する社会の実現に邁進したいと思っています。

北海道スポーツ局ブースの様子
北海道新聞出展JUMPシミュレーターの様子

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