2019年12月2日(月)、「北海送AD倶楽部 感謝の集い※ 地方創生交流会」が開催され、当社所属プロランナーの川内優輝選手が登壇しました。
※「感謝の集い」とは地域AD倶楽部(各地域で情報提供・企業交流・地域貢献を3つの柱として活動する)が主催する地域の皆さまへの情報提供および地元企業の皆さま同士の交流会を兼ねたイベントです。
今回は、川内選手による記念講演とパネルディスカッションの2本立てで実施しました。
川内選手の「現状打破」と題された記念講演では、福岡国際マラソンの翌日だったこともあり、結果報告から始まり、プロランナーを志した経緯、競技面での目標、当社と協同で行っている「マラソンキャラバン」についてお話ししました。
続いて川内選手をはじめ、自治体関係者、地域のアスリートを交えパネルディスカッションが行われました。
「北海道でのスポーツ振興やスポーツツーリズムを考える」
パネリスト
●釧路市市長 蝦名大也 様
●札幌市スポーツ局招致推進部長 佐藤 学 様
●カーリング 吉田知那美 選手
●プロランナー 川内優輝 選手
コーディネーター
北海道新聞社 2020東京・スポーツ戦略本部長 佐々木政文 様
パネルディスカッションでは、「スポーツと地域との関わり」、「残していきたいレガシー」等、選手の思うことや経験、また自治体で行われた取組み等を例に挙げながら、それぞれの立場で語られました。
札幌市の佐藤氏は、「観戦文化の醸成」・「ボランティアマインドの育成」が重要性を、札幌市で開催されたパラノルディックスキー・ワールドカップを例にお話しされました。
釧路市・蛯名市長は、「地方にはいろいろな可能性がある。それぞれの特性を生かしてスポーツと結び付けていく、そして楽しむことも大切。30年後も残る仕組みがレガシーと呼べるのではないだろうか」と呼びかけました。
吉田選手は「カーリングはスコットランド発祥のスポーツ。お酒を飲みながら観戦するのが当たり前。試合後、た勝ったチームが負けたチームに1杯目をおごり、2杯目以降負けたチームがおごるという文化がある。海外に行くとスポーツをエンターテイメントとしてとらえるという思想を感じる」とお話しされたのが印象的でした。
川内選手は、プロランナーとなって初の長期合宿を釧路で行った話を交えながら
「道内のたくさんの大会に出場している。合宿等でも、夏場の涼しい北海道はありがたく、今後もお世話になっていきたい。これからもSNS等で地域の魅力を発信していきたい」と語りました。
最後に、コーディネーターの佐々木氏が「レガシーとは、遺産と訳すことが多いが、『レガシー=未来への贈り物』としたらよいのではないか」という呼びかけに、会場からは大きな拍手が起こりました。
AD Challenge Supportでは、これからもスポーツを通じた地域活性化に尽力していきたいと思っています。