2023年2月15日(水)、パラ水泳・前田一成選手(宮崎支店)が「宮崎予防歯科研究2月例会」にてオンラインで講演を行いました。
水泳の楽しさを知る

先天性腓骨欠損症により生まれつき左下肢に障害がある前田選手。
小学5年生のころ、友人から誘われ「夏季水泳教室」に行ったところ水泳の楽しさ知り、「それまでみんなとのギャップや恥ずかしさ・馬鹿にされたくないという思いから障がいがある脚を見せるのが嫌だったが、水泳と出会ったことでプールの中の自由さや解放感、なにより周りの人が自分の障がいのことを理解してくれたことが嬉しかった。」と話しました。
中学2年生の時にパラ水泳と出会い、全国には様々な障がいを抱える選手がいたことに驚いたそうです。そんな選手たちが切磋琢磨し、全力で泳ぐ姿を見て自分も輝きたい・頑張りたい・1番になりたいと思うようになったと当時を振り返りました。
東京パラリンピックに向けて
日本選手権でも日本新記録を更新し優勝するまでになり、東京パラリンピックを目指すようになった前田選手。
高校3年生のころ、U-23の日本代表となり200m自由形で2位となるがリオパラリンピックの代表になれず、まだまだ第一線の選手とは戦えないことを痛感しました。
東京パラリンピックの選考会で、自己ベストを更新したが派遣標準記録を突破できず、代表落選。選考会後、引退を考えるほど落ち込み「努力は必ず報われることはないと思った。」と話しました。
でも水泳が好きだったことを思い出すとまずはアジアで勝てる選手を目指し、再始動。心・技・体の強化を図りました。その結果、自己ベストを更新することができました。「行動を起こさなければ自分自身を変えることができない。行動することが大切だ。」と語りました。
目標に向かって

これまで得たこととして
・目標に向かって努力する大切さ
・目標に向かって努力する大変さ
・目標に向かって努力する楽しさ・喜び
の3つを挙げました。
そして「夢は日々を豊かにする」と伝え講演を終えました。
AD Challenge Supportでは、今後も選手とともに、スポーツを通じた「共生社会」「心のバリアフリー」教育に努めてまいります。