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2023年10月31日(火)、元競泳・青木智美さん(広報部)が北本市立西小学校にて講演を行いました。
当講演は、埼玉県教育局主催の「令和5年度 夢と豊かな心をはぐくむ講演会事業」の一環で、児童生徒に命を大切にする心や夢に向かい希望と勇気をもってやり遂げる態度を育てるためにスポーツ選手や芸術家などそれぞれの専門分野の第一線で活躍する社会人を招き、その生き方にふれる講演会を通じて、子ども達の豊かな心をはぐくむ道徳教育を推進することを目的としているものです。
西小学校では当初3年生・4年生の計178人が参加する予定でしたが、インフルエンザ流行の配慮から、3年生は各クラスでリモート配信を視聴、4年生と特別支援学級の生徒は体育館に集合するハイブリット形式での講演となりました。青木さんは「日本代表を経験して感じたこと」と題し、競泳の魅力やルールなど、クイズを交えながら説明しました。
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競泳の魅力では、さまざまなレースパターンがあるということで、短い種目が得意な選手は、スピードを生かして最初から攻めていく「先行逃げ切り」、長い距離が得意な選手は、持久力に自信があるので、「最後の最後で相手選手を追い抜く」というレースパターンを紹介しました。また競泳の面白いところとして、例えば個人メドレーは4種目あるので、泳法が変わる度に順位が変動すること、また、タッチするまで誰が勝つかわからない、タッチするタイミングが少しでもずれると、100分の1秒で勝敗がわかれることもある、ということを動画やスライドを見せながら説明しました。
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自身が競泳を始めたきっかけや日本代表になれた道のりとしては、3歳から水泳を始め、日本選手権に出場できるようになった高校3年生のころまで、一歩ずつ階段を登っていくようにタイムを縮めていった経験を語りました。また、その後、自身が日本代表になる目標を掲げた際に、何をしたらいいかを考え、「自分の弱いところは何だろう」と自身のレースを見直し、「速くなるためには強くならなければ」と練習を増やして強くなる努力をした経験を語りました。そして夢に向かって懸命に努力した結果、「日の丸を背負うことができて、心から誇らしく思えた」ということを伝えました。
講演では実際に大会出場した映像も流しました。会場にいた子どもたちは、あたかも今、目の前でLIVE配信されているかのように目を輝かせ、レース中は声援が、ゴールした瞬間には一同から歓声があがり、その様子を見ていた青木さんも思わず笑みがこぼれてしまうほど、スポーツ観戦の一体感を味わうことができました。
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青木さんは夢に向かって懸命に努力してきた中で得た気付きとして、「失敗から学んだこと」について子どもたちにメッセージを送りました。講演終盤には校長先生もかけつけてくださり、子どもたちに特徴や個性は多様であり、各人が自分の個性に気付き伸ばしていくことで自身の可能性が広がっていくことを伝えました。
退場の際の金メダルは会場にいた子どもたちに限られてしまいましたが、視聴している子どもたちにもその様子を伝えようとPCを持ち運ぶ先生の姿もあり、無事に講演会を終えることができました。
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