スキージャンプ・櫻井梨子選手が
三笠市立岡山小学校で講演!

2023年11月13日
自己紹介の様子

2023年10月30日(月)、スキージャンプ・櫻井梨子選手(札幌支店)が三笠市立岡山小学校にて講演を行いました。

当講演は、北海道教育庁主催の「令和5年度 子どもの心に響く道徳教育推進事業」の一環で、幅広い経験等を有し、全国的に活躍している著名人の方を道内の小・中学校に講師として派遣し、「目標に向かって努力してやり抜くことの大切さや夢を実現したことの喜び」などの体験を踏まえた講話等を通し、子どもたちの豊かな心を育む「子どもの心に響く道徳教育」を推進することを目的としているものです。

今年度、岡山小学校の1年生から6年生の44名と教員10名、北海道教育庁2名の計56名が参加。櫻井選手は初めての講演でありながら、「スキージャンプの魅力と“夢”を持つこと」をテーマに、スキージャンプの魅力や想いを伝え、優しく子どもたちとのコミュニケーションを楽しんでいました。

冒頭は自己紹介から始まり、過去に飛んだジャンプ映像が流れると「お~!すごいね~!」など、初めてスキージャンプを見た人も多く、児童や先生方から歓声が上がりました。その後はスキージャンプに関するクイズをしたり道具を紹介したりしてスキージャンプの魅力や続ける理由を伝えました。

クイズに挑戦!
道具説明の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休み時間には、身長の倍ほどあるスキー板を持ち上げてみたり、道具の使い方を習ったりと、積極的に話しかけに行く子どもたちの笑顔が印象的でした。後半には一緒に体幹トレーニングを行い、通常のうさぎ飛びとは違い、「足の裏を見せないように飛ぶ」「蹴り進まない」などスキージャンプに大切な感覚を、ハードルや平均台なども使いながら体験してもらいました。

スキー板に触れあう様子
休憩中に子どもたちの質問に答える様子

 

ストレッチ紹介
アプローチに挑戦!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

櫻井選手は講演の最後に
「嬉しいことも辛いことも沢山ありますが、父が叶えられなかった「オリンピックでメダルを獲得する」という夢のためには頑張ることが出来ますし、何よりジャンプを上手く飛べた時が私にとって一番楽しく大好きな時間です。どんなに良い環境でも目標が無くつまらないと思いながらでは続きません。ぜひ皆さんには恐れず色々なことにチャレンジし、「好き」を見つけて「継続」してほしいと思います。」
と伝えました。

最後に、代表児童からお礼の言葉が贈られ退場のタイミングになると、
ハイタッチしなくていいの?」と上級生が人見知りの下級生に声を掛け、背中を押されたのか嬉しそうに櫻井さんと手を合わせる微笑ましいシーンもありました。

参加者の方からは、スキージャンプについて知り、実際に体験できて、とても良い経験になった」「スキージャンプをテレビでやっていたら見たい」などの声とともに、櫻井選手への応援の声が寄せられました。
また子どもたちからは、将来ジャンプ選手になりたい!」「習い事の水泳を頑張って続ける!」などの声も聞けました。

児童代表からのお礼の言葉

札幌支店 地域戦略室室長 コメント
「櫻井さんの講師デビュー戦。しかしながら、海外遠征も当たり前の櫻井さんにとっては、「初めてのジャンプ台での飛躍」の延長線上なのか、度胸満点でした。子どもたちはもちろん、先生も含め全員が櫻井さんに釘付けでした。これからは、父の夢をかなえる目標とともに、今回出会った子どもたちの目標となるよう、さらに活躍の場を広げてくれることでしょう。」

札幌支店 地域戦略室 コメント
「初の派遣講演ということもあり準備を含め苦労しましたが、興味津々に返ってくる子どもたちの素直な反応に終始癒されました。櫻井さんが届けたいジャンプの魅力も十分に伝わったと思います。貴重な機会をいただき、感謝しています。」

 

以下、質疑応答のピックアップです。
Q.着地は痛くないですか。
A.痛くないです。少し痛いとすれば、冬のシーズン中に、着地の衝撃で凍りかけた雪の破片が顔に飛んでくることがあります。

Q.飛ぶ前はこわくないですか。
A.初めて飛ぶ台や強風の日などいつもと違う環境の時は少しこわさもありますが、コーチを信じているので合図が出たらあとは飛ぶだけという感じです。

Q.どういう気持ちでジャンプをしているのですか。
A.楽しいという気持ちが一番初めに出てきます。上手くいかないと色々考えたり悩んだりそれが逆に上手くいかなかったりすることもあるので、ジャンプが楽しい、大好き、この気持ちを大切にしています。

Q.飛ぶときには力を入れるんですか
A.すごく良い質問です。余計な部分に力が入るのは良くないですが、お腹やお尻など体幹部分の必要なところにだけ上手く力を入れることは大事です。

Q.試合前のルーティーンはありますか。
A.1つ目に腹筋を意識したストレッチを必ず行います。2つ目に試技が終わるともう練習ができないので、動画を見て良い時のジャンプを繰り返し「イメージ」しています。

子どもたちと一緒に集合写真

AD Challenge Supportでは、今後もアスリートとともに、スポーツを通じて、地域貢献に資する取り組みを続けてまいります。

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