松元卓巳選手と柳本あまね選手が
「CPCU日本支部チャプターミーティング」にてオンライン講演!

2021年10月26日

20211012日(火)、デフサッカー・松元卓巳選手(福岡支店)と、車いすバスケットボール・柳本あまね選手(近畿火災新種損害サービス部)がCPCU(認定損害保険士:米国で損害保険教育を行う民間組織の資格)日本支部でのチャプターミーティングにて、ゲストスピーカーとして参加しました。

 

~Diversity & Inclusion for CPCUパラスポーツ日本代表をお迎えして~

選手紹介の様子

オンライン講演には約50名が参加し、質問形式で行われました。前半はパラスポーツの魅力や印象に残っている試合、アスリートの日常(業務との両立や練習内容など)について話しました。
競技の魅力について松元選手は、「デフサッカーは全員が補聴器を外すルールとなっており、音が全く聞こえない中、視覚情報でお互いを助け合うことが魅力です。コミュニケーションが難しい選手の特徴を意識してプレーしています。」と伝えました。
また、柳本選手は「車いすバスケットボールは、選手の障がいの程度は様々ではあるが、ルールは健常者のものと大幅に変わらず、誰もが同じようにバスケを楽しめます。車いすの操作は難しいが、動きがかみ合い一体となることが魅力です。最近では健常者と一緒に楽しむ機会が多くなりました。」とそれぞれの競技の魅力を伝えました。

また仕事と競技の両立については、両選手共通して会社のサポートへの感謝を述べた上で、
練習時間の確保を行い、健常者との合同練習や、パーソナルトレーニングなどで質を上げていることなどを話しました。

 

松元卓巳選手 質疑応答の様子

後半は参加者から様々な質問を受けました。
Q:集中力を高めるための秘訣は?
松元選手「読書です。時間が経つのも忘れます。幼少より続けていて『無になる』ことができます。」

柳本選手「試合には目標を持って臨み、プレースタイルを考えていると興奮やワクワク感が集中力に代わっていきます。」

 

Q:業務を行うにあたり周りからのサポートにより助かっていることは?
松元選手「電話対応は受けなくてよいことと、補聴器で聞こえる単語を口元と音で認識しているので、マスクをしていると難しく、近くで話してもらうなどのサポートにも感謝しています。」

柳本選手「書類棚が高く届かない時や、通り道の確保、ドアの開閉などお願いする時は、複雑な思いもあります。社会人としてはまだ半年ですが、業務では自分が周りをサポートできるようになりたいと思います。」

 

Q:仕事でやりがいや楽しさを感じるときはどのような時?
松元選手「社員の皆さんからの『ありがとう』は最強の言葉でやりがいを感じます。」
柳本選手「内務サポートによって、業務効率につながっている時です。お客様
アンケートを読んで実感しています。」

 

柳本選手 質疑応答の様子

Q:最後に今後の夢(アスリートとして引退した後)は?
松元選手「アスリートしては頂点を目指し、優勝を目指します。現在32歳で、40歳までは試合に出続けることが目標です。引退後は地域貢献や体験会など、会社の地方創生活動につながることがしたいです。」

柳本選手「パリパラリンピックで日本代表選出され、金メダルを獲得することです。ブリスベン大会まで現役を続けたいと思っています。引退後は業務で貢献したいです。」

 

オンラインとなりましたが、パラスポーツの魅力と、仕事と競技の両立をしながら高い目標を持って日々取り組んでいる両選手の熱い思いが伝わる講演となりました。最後はありがとうの手話で終了しました!

ありがとうの手話で締めくくりました!
講演の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

【選手のプロフィール・活動状況のご参考】
・デフサッカー・松元卓巳選手が「上智大学との連携講座」にゲスト講師として登壇!→(こちら

・車いすバスケットボール・柳本あまね選手が入社!→(こちら

 

AD Challenge Supportでは、今後もパラスポーツを通じた共生社会・心のバリアフリー教育に努めていきます。

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