2023年1月28日(土)、デフサッカーの松元卓巳選手(福岡支店)が、「令和4年度 邑楽町スポーツ推進大会」にて講演を行いました。
当日は、邑楽町・金子正一町長、藤江利久教育長はじめ、スポーツ推進委員や一般募集で応募いただいた皆さま等、たくさんの方々に参加いただきました。
「音のない世界で伝わるもの―デフサッカーを通してー」と題された講演で、松元選手はデフサッカーやデフリンピック、聴覚障がいについてお話ししました。
講演の合間には、クイズや手話を盛り込み、参加者の皆さまと交流しながら終始和やかな雰囲気で進められました。
デフサッカーの日本代表の現状について「私たちデフサッカー日本代表は、プロではなくビジネスマン。デフリンピックに出ている海外選手のほとんどがプロアスリートです。日本人はみんな仕事の前後に練習をしています。デフ選手はデフリンピック等の大会は、自己負担で活動をしています。代表のユニホーム等も購入している。たくさん苦労もあるけど、生きがいだから続けられている。自分の中になくてはならないものになっています。」
と伝えたうえで、
「障がいは個性です。それぞれできることできないこともあります。協力し合って役割分担をして、一人で抱え込まないでほしいです。ひとはひと、比べないでほしいと思います。
誰にも気を使わない社会を作っていければと思っています。
来年マレーシアにてワールドカップ開催。2025年にはデフリンピックが東京で開催(サッカーは福島)されます。応援よろしくお願いします!!」
と締めくくりました。
会場からは、睡眠時間や反射神経のトレーニング等、様々な質問があり、最後は大きな拍手でをいただきました。
AD Challenge Supportでは、今後もスポーツを通じた「共生社会」「心のバリアフリー」の理解教育に努めてまいります。